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今回のご相談は、「趣味の共有」に関するお悩みです。共通の趣味は、男女関係をより密なものにしてくれます。もちろん、趣味が合わなくても、うまくいっているカップルもごまんと存在しますが……。あなたは恋人に、「趣味の共有」を求めますか?

・ご相談内容(ギタリストさん・男性)

「27歳の男子です。4年ぶりにカノジョができました。ひとつ、不満があります。俺はバイクに乗るので、カノジョをケツに乗せてあちこち行くのが夢なのですが、カノジョはバイクの後ろに乗るのが怖いとのこと。4年前の元カノはバイクに乗るコで、当時はツーリングデートが楽しめていただけに、今カノに対してすげえストレスが溜まっています」

・バイクの後ろってガチで怖いんですよ

実は筆者も、バイクの後ろに乗るのが怖いタイプです。2人乗りを経験する前は、「カレの背中にギュッと抱きつけちゃうシチュエーションが素敵!」と思っていたのですが、いざ乗ってみたところ、ジェットコースターどころの恐怖では済みませんでした。

特にカーブ! 曲がり角が見えてくるたびに、「これは何の罰ゲームだ?」と、かなり気が重くなったものです。結果、「背中にギュッと抱きつく」というよりは、「カレのあばらが折れそうなくらい締め上げる」になってしまいました。

・まずは慣れさせること!

一方で、バイクの2人乗りがちゃんちゃら平気な女性も存在します。彼女たちは、決して元・暴走族だったわけではなく! 「最初は怖かったけど、徐々に慣れた」と、みな口を揃えます。要するに、「慣れ」なのでしょう。慣れるためには、いきなり遠方へのタンデムツーリング(2人乗りでのツーリング)はハードルが高いです。

まずは、「お泊まりに来るカノジョを、自宅から駅まで迎えに行く」程度の距離から慣らしていきましょう。スピードも落としてあげてくださいね。イライラするくらい落としてちょうどいいくらいです。

・カノジョの趣味にも歩み寄れますか?

愛する人と趣味を共有したいお気持ちはとてもよくわかります。そのぶん、カノジョの趣味に対しても、歩み寄りの姿勢を持つ気持ちが大事です。

カノジョの趣味がパンケーキの食べ歩きだとしたら、2時間でも3時間でも行列に同行しましょう! イケメンアイドルユニットの追っかけが趣味なら、共にライブへ足を運び、顔写真入りのうちわを振りましょう! 筆者のように昼ドラ鑑賞が趣味なら、月~金まで録画して、毎日感想メールを送りましょう! 「やってられるか!」と思うのだとしたら、自分の趣味に対しての共有も求めるべきではないと思います。

個人的には、彼氏カノジョだからといって、趣味を共有する必要はないと思っております。趣味の時間まで恋人が一緒だと、窮屈に感じることもあるでしょうから。ああ、でも飲酒が趣味の筆者にとって、下戸男性とのお付き合いはちょっと考えられないので、バイクの趣味を共有することが、絶対に譲れない条件なら、元カノのようなバイク乗りの女性を探したほうが無難、という考え方もあることを、最後に付け加えておきます。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト:Rocketnews24.

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