これまで「カレー探求」でさまざまなお店を紹介してきたのだが、私(佐藤)が行くべき店のひとつを発見したのでお伝えしたい。そのお店「カレー居酒屋 ジャイアンツ茶房」は、提供する料理のすべてがカレー味!
・カレー居酒屋の実力
本来は夜の居酒屋営業で、カレー味で網羅されたメニューを確認すべきなのだが、まずはランチでカレーライスの実力を確かめることにしたぞ!
・看板が目印
お店は渋谷駅から徒歩約8分のところにある。渋谷の東急ハンズからほど近く、区立神南小学校の真裏に位置している。場所が若干わかりにくいのだが、ハンズ側の通りに看板が出ているので、それを手がかりに進めばお店にたどり着くはずだ。
・800円でドリンク付き
ランチメニューは2品。季節の野菜カレー、もしくはとろ~り角煮カレー。いずれもドリンク付きで800円である。ドリンクは入店時にアイスコーヒー・アイスティー・水のいずれかから選ぶことができる。カウンターにピッチャーが置かれているので、もしかしたらドリンクバーなのかもしれない。私(佐藤)は訪問時にそこまで喉が渇いていなかったので、おかわりしなかった。オーダーよりも前にドリンクをすすめられたのには少し驚いた。
・千葉の老舗喫茶店の味を継承
さて、私が注文したのは角煮カレーである。できることなら肉を食いたいということで、野菜カレーにはしなかった。実はこのお店、千葉で30年以上営業していた喫茶店「ジャイアンツ茶房」の味を継承しているそうだ。元のお店は昨年に閉店し、カレーライスの味を現店舗が引き継ぐと共に、カレーに特化した居酒屋として生まれ変わり、2015年5月より営業しているそうである。
・古典的な盛り方
しばらく待つと、カレーが出てきた。さすが喫茶店の味を継承しているだけあって、盛り付けも喫茶店風。ラグビーボウル型に型抜きされたライスに、シャバシャバのルー。そしてゴロリとした塊の角煮と、福神漬け・らっきょが一皿に盛られている。最近は洒落た盛り付けのお店が増えるなかで、古典的なカレーライスの盛り方をしていることに安心感を覚える。
・野菜の旨み
実際に食べてみると、野菜の旨みがダイレクトに舌に伝わるルーだ。味に派手さはないが、じっくりと時間をかけて味を形成している様子が良くわかる。何とも安定感のあるどっしりとした味わい。そして角煮はメニューにあるように、「とろ~り」と柔らか。しかもカレーの味を十分に含んでおり、噛むほどに肉の美味しさとカレーの旨みが広がってくる。これはなかなかクセになる味。毎日食べても飽きない味だ。
なるほど、カレー居酒屋を名乗るだけはある。その名前に負けない美味しいカレーを提供していることがわかった。今後は夜訪ねて、すべてがカレー味のメニューを確かめてみたいと思う。
・今回訪問した店舗の情報
店名 カレー居酒屋 ジャイアンツ茶房
住所 東京都渋谷区宇田川町6-20 パラシオン渋谷 1F
営業時間 11:30~23:00
定休日 日曜日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24