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“おならブーで敵を倒す” ことで有名なスカンクだが、あの強烈な悪臭は “おなら” ではない。肛門の両脇にある肛門嚢から噴出される、クサ〜い分泌液なのだとか! そんなスカンクを驚かせたり、怖がらせたりして、分泌液が体についてしまったらアウト! “想像を絶する臭さ” に身悶えすることになる

けれどもこの度、「ヨーグルト容器が頭から抜けなくなったスカンクを、救出してほしい」との依頼が、警察に舞い込んだ! さて、どうする? 助けたいと思っても、クサい “スカンク・スプレー” を浴びせられる可能性だってあるぞ! その救出劇は、 Facebook で公開された動画でチェックだ!!

・「スカンクを助けてあげて!」と住民より通報あり

2015年8月3日、アメリカのローチェスター警察のテイラー巡査はパトカーを走らせて、ある現場に向かっていた。住民から「ヨーグルトの容器が頭から抜けなくなったスカンクが、路上を走り回っている。助けてあげてほしい」との通報が入ったからだ。

現場に到着すると……確かにそこには、ぐるぐると路上を走り回るスカンクの姿が。もちろん、頭からヨーグルト容器をスッポリ。さあ、あの可哀想なスカンクを助けて、住民を悪臭被害から守らないと! 巡査は、車を停めて救出に向かった。

・まずは容器を外してやらなくちゃ!

でも相手はスカンク。ヘタに驚かせてしまったら、あのスカンク・スプレーを浴びせらてしまう……。テイラー巡査は勇敢にも慎重に、ゴム手袋をはめて、スカンクに近づいていく。

そして、しばらく状況を見極め、タイミングをはかった巡査は、「ここだ!」と走り回るスカンクの頭からササッと容器を取り外した! お見事、成功だ!! 

・スカンクの悪臭攻撃からダッシュで逃げるテイラー巡査

しかしその直後、テイラー巡査は一目散でダッシュ! もちろん、驚いたスカンクが放つかもしれない悪臭攻撃から逃げるためだ!! 一方、当のスカンクは、「え? 何が起こったの?」とキョロキョロと、その場に立ち尽くすだけなのであった。

実はこのスカンクは赤ちゃんで、まだスカンク・スプレーの技術を身につけていないのだとか。スカンクは、3カ月才ほどで、ようやくあのクサ〜い分泌液を噴出するようになると言われている。いずれにせよテイラー巡査が、クサくならずに済んでよかった!

ちなみに今回の “救出活動” で一躍有名になったテイラー巡査だが、数年前には溝に落ちた赤ちゃんアヒル数羽を助けたこともあるのだとか。いいぞ! テイラー巡査!! ファンになっちゃいそうだ。

参照元:TodayFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ

▼テイラー巡査の活躍をとくと見よ!

▼スローモーションでも見られるよ

▼数年前に、アヒルの赤ちゃんを助けたテイラー巡査