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2014年末には紅白歌合戦に初出場し、2015年「カラオケJOYSOUND上半期ランキング」では『Dragon Night』が1位に輝くなど、いま最も注目されているアーティストと言っても過言ではないSEKAI NO OWARI(せかいのおわり)

早くも2016年の全国ツアーが決定し、しかもいわゆる “デカ箱” だらけだというから恐れ入る。一体ファンは彼らの何に魅せられているのか? そこで日産スタジアムライブに集まったファンたちに、直接その魅力を聞いてきたぞ!

・ファン層がかつてない断トツの若さ

会場に到着し、まず感じたことは、ファンの圧倒的な年齢層の低さである。このシリーズも40回ほどになるが、ファンの若さは断トツで1番。30代や40代らしき人もチラホラ見受けられるが、パッと見たところ平均は20代前半といったところだろう。男女比は半々だった。

さっそく話を聞いてみると、「歌詞と曲がいい」という意見が多かった。特に歌詞は「マジで恥ずかしくなるような青臭い歌詞もあるんですけど、それがイイんです」とのことであった。会場を埋め尽くす若いファン層には、ダイレクトに響く歌詞なのかもしれない。

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・ファンタジックな世界観

「世界観がイイ」という意見も多かった。バンド系大好きな筆者から見ても、SEKAI NO OWARIはいいか悪いかは別にして、明らかに浮いている。バンドでありながら、今までとは明らかに違うファン層からの支持を得ているということは、“ファンタジー” と言われるような、独特の世界観があるのだろう。

「ライブの演出がすごい」という意見も多かった。確かに、会場周辺にはこのライブのために屋台が立ち並び、警備員からチケットのもぎり、飲食店のスタッフまで、全員が統一されたコスプレをしていた。今まで多くのライブ会場に足を運んだが、これは前代未聞である。

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・前代未聞のライブ演出

この日はライブも観賞したが、お金のかけ方も前代未聞。特設セットが組まれ、アイドルばりに乗り物(この日は電車)で会場内を巡り、最終的にその電車が飛行するのだから、他のアーティストとは桁違いの費用が掛かっているハズだ。これまでは「サザンは金かけてるなぁ」と思っていたが、その10倍くらい金がかかっていてもおかしくない。

「ファン同士の仲が良い」という意見も多かった。ファンタジー系と言われるSEKAI NO OWARIだけに、この日も会場にはコスプレをしたファンが多く見受けられた。お互いに写真を撮り合う様子などは、確かにファン同士の仲がいいようだ。

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・アイドル的人気もある

ライブを観賞して筆者が感じたのは、「いわゆるバンドではなく、アイドル的人気なんだな」ということ。ボーカルのFukase(ふかせ)に送られる黄色い声援は、いわゆるジャニーズ系アイドルと何ら変わりない。 これは悪い意味ではなく、今までのバンドがなかなか獲得できなかったファン層を取り込んでいるということになる。

結果的に、ターゲット(若いファン)にマッチした高品質な曲を提供し続け、なおかつライブなどでも、かつてないファンサービスを施し続けていることがSEKAI NO OWARIの人気の理由だと感じた。今後の活躍にも期待したい。

参考リンク:SEKAI NO OWARI オフィシャルサイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼親子のファン!
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ワンフェスにもいたファン!
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▼コスプレ率はかなり高かった。
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▼こ、怖い。
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▼こちらも怖い。
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▼ズバッと色々教えてくれた4人組!
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▼警備員からチケットのもぎりまで、この日のスタッフは全員この格好。
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▼セットもハンパではなかった。しかも開演中も撮影OK。若者のニーズとここもマッチしてると感じた。
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▼ピエロ大集結! 協力してくれたみなさん、ありがとうございました!!
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