パリス・ヒルトンやマドンナなどのハリウッドセレブや、日本ではローラさんなどのモデルたちが行っているという『ジュースクレンズ』をご存じだろうか? 簡単にいえば、専用のジュースだけを飲んで過ごすダイエット法であり、健康管理の一種である。
日本でもジュースクレンズ専門店がオープンするなど、女性を中心に徐々に一般的になりつつあるらしいが、一体どんなハードルがあり、どんな効果があるのだろう? やる……か……! というわけで、普段はなかなか試す機会がない「ジュースクレンズ」を1日体験してみたのでご報告したい。
・ジュースクレンズとは
筆者が『ジュースクレンズ』を購入したのは、都内に3店舗を構える「SUNSHINE JUICE」である。ちなみに “クレンズ” とは “洗浄” という意味だ。いくつかのプログラムがあるのだが、筆者は1日で合計6本のジュースを飲む初心者向けコースとした。価格は税込6000円だ。
お店のパンフレットを見たところ、ジュースクレンズの仕組みはこうらしい。「体内の消化を休ませることで、普段体が消化に使うエネルギーを体にたまった老廃物の排出に使い、毒素出す。結果的に体を内側から浄化する」というもの。なるほど……とにかく体には良さそうである。
ジュースも家庭用ミキサーだと難しい、“コールドプレス製法” で作られたジュースで、素材にもかなりこだわっているようだ。筆者は休日を1日使い、ジュースクレンズにチャレンジすることにした。
・1日体験してみる
起床後、まずは十分に水を飲み体調を整える。そしていよいよ1本目のジュースからスタート。まずはビーツと葉物野菜のジュースで、飲みにくさは全くない。400ミリリットルを飲み干したら、2~3時間の間に同じ量の水を飲み、次のジュースを飲む……といった手順だ。
その後も定期的に、抗酸化作用や体脂肪分解作用があるとされるジュースや、葉物野菜とりんごをブレンドしたジュースを飲むが、ジュース自体にボリュームがあるため空腹感はない。「超ウマい!」わけではないが、素材そのままな感じが、むしろ「体に良いことしてまっせ!」的な気持ちになる。
ただし、アーモンドのドリンクだけは激マズだった。飲めるか飲めないかギリギリのマズさで「体にいい」と思わなければ飲み干せない。最後の柑橘系ジュースを飲んだ時点でも空腹感はなく、「断食」している感じは最後までしなかった。
・ダイエットという感じではない
ただ、人によっては「体中の排せつ物が出る」と聞いていたのだが、筆者は強度の便秘症のため、それはなかった。ちょっと残念。途中、軽い頭痛には襲われたものの、これは「毒素が体から出る証拠」であるという。
結果として1日体験は、大したストレスもなく余裕で終えることができた。何より「リフレッシュされたぜ!」という気持ちが大きく、その後も体調がいい……気がする。気持ちと体を整える意味で、季節の変わり目など「3カ月に1回くらいならやってもいいな」と思える内容であった。ハードルはそこまで高くないから、気になる人はぜひ試してほしい。
参考リンク:SUNSHINE JUICE
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼保冷バッグにてお持ち帰り。
▼こちらが6本のジュース。
▼1本目の、ビーツのジュース。全然余裕。むしろウマい。
▼ココナッツウォーター系のドリンク。抗酸化作用や体脂肪分解に効果があるらしい。
▼野菜ジュース。めちゃめちゃウマいわけではないが、濃い野菜ジュースという感じ。
▼アーモンドのジュース……
▼これはきつかった。でも体のため。
▼ラストの柑橘系ジュースは余裕。空腹も感じず、何より気持ち的に「いいことしたぜ!」感がある。
▼最近は色んなクレンズジュースがあるらしいから、興味がある人は試してくれよな! そこまでハードルは高くないぞ。