さて問題です。「バス」「自転車」「歩きスマホ」「アヒル」。この4つの共通点はなんでしょうか? 答えは「専用レーン」が存在していること。バスと自転車の専用レーンは公共の場でもよく目にするが、最近では「歩きスマホする人」のための専用道路なんか存在しているのだとか。
そして今回ご紹介するのは、アヒルだけが歩くことを許された「アヒル専用レーン」! “動物愛護大国” とも名高いイギリスで誕生した、なんとも愛に満ちた道路なのである!! 本当にアヒルさんはグワグワと歩いてくれるのかな……?
・アヒルさんのための道路だよ!
この度、アヒル専用レーンが設置されたのは英国のロンドン、バーミンガム、ウィンチェスター。イングランドからウェールズにかけて流れる運河沿い3000キロの道を管理する団体『 Canal & River Trust』が、もっと野生動物に気を配って欲しいとの願いを込めて、「ここは、アヒルさんの道ですよ!」と決めたのだ。
・ここは特別な場所。譲り合ってね!
団体は、一目で「アヒル専用レーン」と分かるように、運河沿いの道の上に境界線を引き、アヒルのシルエットをペイント。素敵な発想ではあるものの、果たしてアヒルは “専用レーン” を歩いてくれるのだろうか?
・人間のみなさん! アヒルさんを大事にしましょう
ということで、実際に専用レーンの写真を見てみると……アヒルはレーンの上を歩いていたり、境界線を越えてウロウロしたりと気まぐれ。そりゃあ、まあ、そうだよね。
けれども団体の目的は、道は人間のためだけの場所ではないと知ってもらい、他の動物のことも考えてもらうためのキッカケ作り。「道にはまだまだスペースがありますからね。もっとアヒルが大事にされたっていいはずです」とスタッフも話している。
確かにアヒルから見た人間は巨大。「アヒル専用レーン」のマークがなくても、アヒルのことを踏みつけて傷つけないように川沿いはゆっくり歩きましょう。
参照元:PULP TASTIC、Twitter @RTUKnews、@AliceKershaw(英語)
執筆:小千谷サチ
▼実際に歩いてるところ
Have you seen this unexpected sight on the towpath? Learn more about #SharetheSpace:http://t.co/6knVPSidJa @TfL pic.twitter.com/N6FertPHSV
— Canal & River Trust (@CanalRiverTrust) May 20, 2015
Yield: Duck lanes open in Britain (VIDEO) http://t.co/sDc8IYBG83 pic.twitter.com/XEl9BSlEhp
— RT UK (@RTUKnews) May 24, 2015
▼デザインも素敵!
There is a duck lane on the Regents Canal pic.twitter.com/7Vn8Gbu9bD
— Alice Kershaw (@AliceKershaw) May 25, 2015