1994~2004年まで10年にわたって放送された大人気海外ドラマ『フレンズ』は、ニューヨークに住む男女6人の恋愛や生活を描いたコメディだ。多彩なキャラクター6人が繰り広げるストーリーは世界中で社会現象にまでなり、日本でも大いに人気を博した作品である。
そんなシリーズに、ハマりにハマってしまったある男性が会社を辞めて、本作に登場するコーヒーショップと同名のカフェ “セントラル・パーク” をオープン!! 細部に至るまでドラマそっくりに真似しまくるオタクぶりと、ドラマの登場人物になりきる彼の心酔ぶりがうかがえる動画「Obsessed: The Chinese Friends」を見たら、そのハマり具合に脱帽してしまうこと間違いナシだ!
・北京にガンターが “セントラル・パーク” をオープン!!
海外ドラマ『フレンズ』に取り憑かれたようにハマってしまった挙句、6人がいつも集まっていたコーヒーショップと同名のカフェ “セントラル・パーク” をオープンしてしまったのは、北京に住む自称 “ガンター” ことジョーダン・ストークさんだ。
ガンターは、劇中で “セントラル・パーク” のマネージャーとして働くキャラクターの名前で、ジョーダンさんは役になりきるかのごとく、現在はガンターと名乗っている。
・ドラマの細部まで真似する徹底ぶり!
そもそもガンターさんが『フレンズ』を見始めたのは、ひどい失恋を経験した彼に、友人達が本シリーズを見ることを勧めてくれたからなのだそうだ。シリーズのおかげで失恋を乗り越えたという彼は、すっかり『フレンズ』の虜になってしまい、仕事を辞めてカフェ “セントラル・パーク” をオープンすることに!
店内は、ドラマに登場するカフェを細部に至るまで真似て、エピソードに登場する小物も揃える徹底振り。しかも、ガンターさんの息子には、ドラマのキャラクターと同じ “ジョーイ” という英語名を命名してしまったというから、その熱狂ファンぶりがうかがえる。
・中国のドラマにはない『フレンズ』の魅力
セトラル・パークに集まるガンターさんの友人や客は、中国のテレビ番組はどれも政治的で、政府が国民に知ってほしいことしか放送しないと語っている。『フレンズ』のように仲間が友情を育み、恋をして成長していくようなドラマシリーズがなかったため、自分達の青春を投影して大きな共感を感じているのだそうだ。
・セトラル・パークのおかげで婚約カップルが続々誕生!!
そして、『フレンズ』ファンが集まるようになったセトラル・パークでの出会いがきっかけで、交際を開始するカップルが続出! ガンターさんのカフェでプロポーズして、毎年5~10組の婚約カップルが誕生しているというから、『フレンズ』が結びつけた絆は多大なものがある。ガンターさんは、これからも世代を超えて、本シリーズの魅力を伝え続けていきたいと展望を語っている。
ここまで何かに夢中になって人生を捧げられるとは、羨ましい気がする。しかも自分だけでなく、周りの人にも幸福をもたらしているガンターさんの「誰もが覚めたくない夢の中で生きたいと思っているのです」という言葉が、妙に心に響いてしまった。
▼『フレンズ』にハマった男性が、ドラマと同じ “セントラル・パーク” をオープンした動画はこちら