
温厚で気弱な化学教師ウォルター・ホワイトが、化学の知識を活かして高純度スーパードラッグ “ブルー・メス” を生み出し、裏世界で伸し上がっていく姿が描かれる『ブレイキング・バッド』。それだけに化学ネタが満載の本作では、麻薬取引やギャングのドンパチといったアクションやバイオレンスのほかに、オタク要素も重要な役割を担っている。
そんなオタク部門を代表するのが、ウォルターの助手としてブルー・メス精製を学ぶゲイル・ベティカーだ。そこで今回は、オタクで心優しいゲイルを演じたデヴィッド・コスタビルに注目してみることにした。
・マフィアのボスの奨学金がきっかけで麻薬の世界へ
そもそも、典型的な化学オタクで心優しいゲイルが、なぜ麻薬の世界に足を踏み入れたのか説明したい。表向きは成功した実業家のマフィアのボス、ガス・フリングが設立した大学の奨学金で、ゲイルが学位を取ったつながりでウォルターの助手となる。
ガスの真の狙いは、ゲイルにウォルターの麻薬精製の技術を習得させた後、ウォルターを始末してゲイルにメス精製所を引き継がせることだったのだ。
・オタク度が炸裂した自宅がファンの間で話題に!
ガスの魂胆に気づいたウォルターは、我が身を救うためにゲイルの息の根を止めることに。だが、ガスの手下に拉致されてしまったウォルターの代わりに、相棒ジェシーがゲイルを始末するハメに……。
そして、ゲイルを殺害するためにジェシーが彼の自宅へ向かうのだが、ゲイルのあまりにもオタク度満載でエキセントリックな部屋が、ファンの間で大きな話題を呼んでいたのである!
・舞台デザインチームの仕事ぶりに思わず唸る
ジャガイモから発生する電力で動く時計、ホラー作家スティーヴン・キングの本に望遠鏡、ターンテーブルにバンジョー、多数のヴィンテージカメラにエキゾチックなお面の数々……。
これらが乱雑に置かれた彼の部屋を見ただけで、一発でゲイルがどういう人間が分かってしまう。彼のアパートが画面に登場してジェシーに射殺されるまでの時間は、わずか2分程度。それだけのシーンのために、言葉を使わず登場人物の人物像を完全に表現し切ってしまった舞台デザインチームの力量に、筆者は思わず唸らされてしまった。
・歌が得意なためイタリア語で歌うシーンが用意された
ジェシーに殺害される前、アパートでお茶を入れながら何やら嬉しそうにイタリア語で歌っていたゲイル。この設定は、クリエイターのヴィンス・ギリガンに「何か特技はないか?」と聞かれた際、デヴィッドが歌が得意だと答えから実現したシーンなのだとか。もともと少しイタリア語はできたものの、曲がナポリの方言で書かれていたため、少なくとも1000回は歌を練習したそう。
また、ゲイルを語るうえで外せないのが、カラオケで「Major Tom」を歌っているビデオ。ゲイルの死後、彼の所持品から出てきたカラオケビデオを、ウォルターの義弟で麻薬取締官ハンクが流してオチョくるシーンがある。英語の歌にもかかわらず、やはりデヴィッドはこの曲も数百回は練習したと語っている。これこそ役者根性と言えるだろう。
・ゲイルは死んでからの方が登場回数が多い!
オタクで真面目、心優しくて気弱なゲイルは、本作でそれ程目立つキャラではなかったが、彼が残した証拠のせいでウォルターの裏ビジネスが暴かれることとなる。
まずはゲイルが殺害された後、家宅捜索で出てきたブルー・メス精製のノウハウが書かれたノートに、ガスが経営するフライドチキンの店「ロス・パジョス・エルマーノス」のナプキン。なぜ、菜食主義者のゲイルの自宅にフライドチキン店のナプキンがあったのか、ハンクがガスを疑うきっかけとなり、さらにゲイルがウォルターに渡した詩集のせいで、ハンクにウォルターの正体がバレてしまう。
そのため、ゲイルが実際に登場したエピソード数よりも、死んでからの方が登場回数が多いという皮肉な設定になってしまった。
デヴィッドは、生年月日を公開していないので年齢不詳だが、おそらく40代半ばから後半だと思われる。2012年に彼は、エリザ・バルディという若手新進女優と結婚。彼女も年齢を公開していないが、見るからに20代半ばの美女。若い美人妻をゲットしたデヴィッドは、シリーズ終了後も映画『リンカーン』や人気ドラマ『SUITS/スーツ』に出演し、公私ともに絶好調だ。
参照元:IMDb、TIME、Breaking Bad Wiki(英語)
執筆:Nekolas
イラスト: マミヤ狂四郎
▼ゲイルのアパートの様子が映し出されて、イタリア語で歌うシーンはこちら
▼ゲイルがジェシーに殺害されるシーン
▼ゲイルの爆笑カラオケビデオはこちらで見れるぞ!!
▼『ブレイキング・バッド』シーズン1の予告編はこちら
▼ぬりえもあるぞ!
Nekolas

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