日本では「スケベニンゲン」という名称がすっかり定着した感のあるオランダのリゾート地「Scheveningen」。先日お伝えした通り、「その発音をカタカナにすれば “スケーベニンゲン” 」だが、恐らく日本では「現地の正しい発音以前に、実際にどんなところか知らない」という人がほとんどだろう。
そこで今回は、スケーベニンゲンの風景を写真とともにご紹介したい。その美しい姿を見れば、思わず「スケーベニンゲンって素敵……」と感じるはずだ。
・海に面しているスケーベニンゲン
オランダ・南ホランド州にあるデン・ハーグ。その北西側に広がる区域が、名前だけで多くの日本人を虜にしている「スケーベニンゲン」である。北海に面するスケーベニンゲンは、オランダでも有数のリゾート地であり、周囲にはいかにも高級そうなホテルが立ち並んでいる。
中でも、特に際立った高級感を醸し出しているのが「クールハウス」というホテル。まるで宮殿のような外観で観光客を魅了する同ホテルは、スケーベニンゲンのシンボルでもある。
・夏場はヌーディストビーチに
そんなスケーベニンゲン、なんと夏場は海岸の一画がヌーディストビーチになるのだとか。私が訪れたのは2月のシーズンオフだったために、さすがに厳寒の中トライしている人はいなかった。が、夏になると。きっと多くの人々がスケーベニンゲンの空に素肌を晒し、太陽に身を焦がすのだろう。
・「スケーベニンゲンの森」もある
このように、海岸線だけでも十分に魅力的なスケーベニンゲンだが、海だけではない。実は、森もあるのだ。
「スケーベニンゲンの森」は、デン・ハーグの市街地から、スケーベニンゲンの海岸線へ向かう途中にある。先述の通り、取材したのは冬場だったために、森の木は葉は散っていた。しかし何人もの人々が「スケーベニンゲンの森」を散歩しており、市民の憩いの場になっていることがうかがえる。
私も「スケーベニンゲンの森」の茂みや、木立の間を歩いてみたが、ただそれだけで気分がすっきりしてきた。新緑の季節になると、さらに気持ちいいに違いない。
ということで、海もあれば森もあるスケーベニンゲン。もし、近くに行く機会があったならば、是非とも立ち寄って欲しい。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼これがスケーベニンゲンの海岸。冬でも、晴れた日は美しい
▼ビーチからは桟橋が突き出している
▼桟橋の先端はちょっと怖い
▼高級ホテル『クールハウス』
▼遠くから見ても目立つ
▼これがスケーベニンゲンの森だ
▼木と茂みの間を縫うように、小径(こみち)が続く
▼何人もの市民が、「スケーベニンゲンの森」の小径を散歩していた
▼茂みだけでなく、芝生が広がるエリアも
▼その中には池があり……
▼カモなど姿も見られるぞ!
▼「スケーベニンゲンの森」を自転車で駆け抜けるのも気持ちよさそう!