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ディズニーといえば、ミッキーやミニーなどの主要キャラ、あるいは美しいプリンセスなんかが大人気……なんてイメージがあるが、彼らだけがディズニーの世界観を作り上げているわけではない。

フック船長やオラフ、いかれ帽子屋、トレメイン婦人などなどなど、悪役や脇役も個性がはっきりした興味深いメンツばかりなのだ! でも、あまり注目されることはない……。『美女と野獣』の悪役ガストンもしかりだ。しか〜し、米ディズニー・ワールドのガストンが「結構イイ奴だぞ!」と注目を集めているのである! 

・映画の中のガストンはチョット嫌な奴……

まずガストンとは誰ぞや? ディズニー映画『美女と野獣』に登場し、主人公のベラに思いを寄せる男性だ。乱暴でうぬぼれ屋、穴のあいた靴下を履いていたり、野獣を殺そうとするなど、あまり良い印象を抱けない登場人物なのである。

しかしディズニー・ワールド住民のガストンは、結構イイ奴のようだ。もちろんあの自信家な面は残しているのだが、お客さんたちを楽しませるのがとってもお上手! ということで、ネット上に投稿されたお茶目なガストン動画を2つご紹介したい。

・「腕立て伏せ」で対決だ!

まず、動画『Gaston Push-Up Contest』に収められているガストンとの腕立て伏せ勝負。10代と思しき少年が、「君って結構強いんだって? でも僕のほうがもっと強いと思うよ!」とガストンを挑発するところから始まる。それに対してガストンは「お? お? マジか? なら試してみようぜ」と応じ、腕立て伏せ対決がスタートするのだった。

周囲も盛り上がる中、両者ともにハイペースで腕立て伏せを進めていく。言い出しっぺの少年もいい感じだ! するとガストンが「これでどうだ!?」と片手で腕立てを始めたではないか。しかし少年も怯まずに、片手で応じるのであった。う〜ん、ノリ良く周囲を楽しませる……ガストン、イイ奴だなぁ!

・11才の女の子と「腕相撲」対決!!

次の動画『11 year old Girl challenges Gaston to arm wrestle and wins!』。ガストンの元に11才の女の子がやってきて「お願いがあるの!」と “腕相撲対決” を持ちかけた! 少女からの突然のお願いに驚いたガストンは、「生まれた瞬間から、村一番で腕相撲が強かった俺と勝負だって!?」とまくしたてながらもOK。

結論から言うと、腕相撲対決は少女の勝ち! 「サービスのために、ガストンはわざと負けたんじゃないの?」と思ってしまうが、そうではない。少女は鮮やかな手腕を発揮して、ガストンを打ち負かしたのだ。勝負の運びは実際に動画でご確認いただきたい。勝負が終わった後の「なんてこった!」と叫びまくるガストンにもご注目を。

映画ではあんなにイケスカナイ、嫌な奴だったガストンがこんなにもイイ奴だったなんて! なんだか「我らがガストン!」と言いたくなるくらい、親近感がわいてしまった。応援しよう。

参照元:YouTube[1][2](英語)
執筆:小千谷サチ

▼軽々と腕立て伏せをし続けるガストン

▼腕相撲勝負が始まるのは、1:00あたりから