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私(佐藤)はすでに40歳を超えている。2014年11月の誕生日で41歳になってしまった。いつまでも若いつもりだが、さすがに介護保険を払い始めて1年が経過すると、どうあがいてもオッサンであることを認めざるを得ないのである。

2013年7月に私は人生で初めての人間ドックを受け、肺に「軽度の異常」が認められ、肝機能と尿酸に「3カ月経過観察」という結果が出た。それから大して生活を改善することなく、約1年半が経て再び人間ドックを受けたところ、自分でも驚く結果が出てしまった。総合所見で「精密検査を必要とします」だったのだ。これは参った……。

・12時間の禁煙と断食

前回の人間ドックは何もかもが初めてのことだったので、12時間の禁煙と断食にかなり苦しんだ。ヘビースモーカーとは言わないまでも、ニコチン中毒であることは間違いない。健診前日21時から水以外を口にしてはダメ、さらに健診3時間前からは水を飲むことも禁止されている。タバコを吸えない口寂しさをごまかす術はないのである。

・離脱症状が辛かった

だがそれも2回目のことだ。きっと前より平気だろうと思っていたら、今回の離脱症状は結構きつかった。かなり立ちくらみがして、健診が終わる頃にはフラフラ。ジッと立っていられないほど、悶絶していたのである。そんな訳で、きっと肺の状態は芳しくないかもしれないと思い、今回も肺のCT検査を受けたのである。

・B判定、肺嚢胞

その結果は、「肺嚢胞(はいのうほう)を認めます。精査の必要はありません」というものだった。肺嚢胞とは、肺内の袋状の空間のことである。喫煙などが原因で見られる症状であり、悪性疾患ではないとのこと。判定そのものは前回と同じ「B」で、日常生活に影響はないそうである。とりあえず一安心ではあるのだが、「A」判定ではない以上、100パーセント健康とは言い難い。

・主治医で二次検査

さて私が一番気にしていた肺は、驚くような問題を抱えていなかった。気になったのは、「E」判定の肝機能と血液一般である。Eの場合は、「精密検査を必要とします」、「主治医または近医で二次検査をお受け下さい」との所見である。マジかよ……。主治医なんていないよ、近医ってどこに行きゃいいんだ……。

・血液一般、白血球数平均以上

まず血液一般に関して。この項目のなかで、私の結果は白血球の数値が平均をオーバーしている。男性の平均が32~85(100/μl)であるのに対して、102だ。クリニックで配布している健診結果の見方によると、「体内のどこかに細菌による感染があると白血球が増加する」と説明がある。何かに感染しているのか? 自覚がまったくない……怖い。

・肝機能ガンマGTPも平均の3倍

そしてもうひとつが、肝機能のガンマ値である。これは前回平均の5倍以上の数値が出ていたのだが、今回は前回結果よりも大幅に下がっている。とはいえ、平均値が50(IU/l)以下であるのに対して、私は143。約3倍である。この数値は、アルコールの飲みすぎや肥満で高い値が出るそうだ。お酒は飲みすぎというほど飲んでいないのだが……。また肥満体質ではない。

・若いつもりではダメだぞ!

白血球の数値も肝機能の数値も、何が原因なのかまったくわからない。まあ、そもそも素人が考えたところで、何が原因なのかわからないので、専門医に診てもらうのが一番いいに決まっている。歳を重ねるにつれて、健康への気遣いをしなければとより強く思うようになった。そこそこいい歳になった皆さんは、年に一度は人間ドックを受けることをオススメする。

若いつもりは自分だけ。周りはオッサンオバサンだと思い始めているかもしれないので、人間ドックや健康診断で自分の若さを証明するのも良いだろう。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼肺のCT検査の結果、B判定で肺嚢胞が認められるとのこと
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▼そして人間ドックの結果
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▼血液一般、白血球と血小板の数値が平均よりも高い
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▼そして肝機能のガンマ値も平均より高い
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▼このふたつに関して、精密検査が必要とのこと。自分の身体が心配になってきた……
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