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国内で「デング熱」の感染が、広がっている問題に進展があった。東京都は2014年9月3日、感染源の可能性がある東京・渋谷の代々木公園に生息する蚊の採取を行い、研究施設で調査した。その結果、採取した蚊からデング熱のウイルスが検出されたと発表したのである。

これを受けて代々木公園は、公園のほとんどの区域を閉鎖することを決めた。東京都はさらに蚊の駆除を進めることを検討しているという。代々木公園はホームページで次のように伝えている

・代々木公園の発表

「 このたび東京都からの発表を受け、代々木公園のA地区を閉鎖いたします。
A地区・・・中央広場や噴水池がある地区

※野外ステージがあるB地区(NHK放送センター側)は閉鎖しません
※この措置に伴い、A地区にある駐車場、売店、サイクリングセンターも閉鎖します」(代々木公園ホームページより引用)

・代々木公園とその周辺を訪れての感染か

閉鎖されるのは、サッカー・ホッケー場と陸上競技場を除く、公園の大半となっている。現在日本国内では、48人の感染者が確認されており、その全員が2014年8月に代々木公園やその周辺を訪れたとのことである。そして、今回の調査により、公園内で蚊がウイルスを保有していることが判明し、閉鎖するに至っている。

蚊が駆除されれば、感染拡大を抑えることができるのだろうか? 今後の動向が気になるところである。

参照元:代々木公園NHK
執筆:佐藤英典

▼2014年9月4日に閉鎖されたA地区
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