四国の愛媛県の名物と言えば、何と言っても「ポンジュース」。……だけじゃない!! 地元以外でほとんど流通しない魚を使った練り物「じゃこ天」だって忘れてはいけない。
・JR松山駅にある安岡蒲鉾のじゃこ天
「じゃこ天」は、大分と愛媛の間にある宇和海(うわかい)で水揚げされた「ほたるじゃこ」と呼ばれる魚をすりつぶし、カラっと揚げた練り物だ。「愛媛と言えばミカン!」と思ってしまうが、じゃこ天だって約400年もの歴史があるという。
じゃこ天の老舗ひしめくのは宇和島だ。だが、愛媛県の玄関・松山空港に程近いJR松山駅にも直売所があり、宇和島まで行けない観光客も気軽に食べることができるのである。
・名物「じゃこ天うどん」を食べてみた
そのお店の名は宇和島「安岡蒲鉾」直売所・かけはし松山店。改札の真横にあり、立地は最強中の最強だ。ここではじゃこ天やちくわ等が販売されている。キューッとビールを飲みながら、練り物を頬張るのもいいが、お腹に余裕があるようなら是非食べておきたいのは、同店の名物「じゃこ天うどん」だ。
・ジャリジャリしたじゃこ天とシコシコ麺の組み合わせが絶妙!
「じゃこ天うどん」は、香川の特産である讃岐うどんに愛媛のじゃこ天がのったものだ。キュッキュッと噛みごたえがある讃岐うどんの麺、ダシもきいているが関西と比べると若干濃い目のうどんのつゆ、そして骨や皮までミンチされた魚感満点のじゃこ天。
讃岐うどんならではのシコシコの麺と、ジャリっと香ばしさ残るじゃこ天の組み合わせがたまらない。こちらのうどんは、本場讃岐よりは柔らかめと感じる人もいるようだが、それでも本州のうどんよりコシが強い……四国キタァーッ!!
・プラス30円で列車に持ち込みも可
なお、かけはし松山店のメニューは、容器代としてプラス30円でお持ち帰りが可能。列車への持ち込みもできるという。へぇー!! 駅弁の代わりになるということですか! なかなか風流だなぁ……。
・もうひとつの名物「揚げたてじゃこ天」を食べたい人はお早めに
なお、こちらでは揚げたてのじゃこ天の実演販売もしているぞ。揚げたてはやっぱり販売所じゃないと食べられないよね! しかし17時前くらいには売り切れてしまうとのこと。普通のじゃこ天も美味しいけれど、やっぱり揚げたても食べてみたいという人は少し早めに立ち寄った方が良さそうである。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 かけはし松山店
住所 愛媛県松山市南江戸1-14-1(JR松山駅改札横)
時間 7:30~20:00
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼こちらが「じゃこ天うどん(460円)」
▼骨も皮も入ったお魚感満点のじゃこ天
▼つゆはダシがしっかりきいていながら、醤油とみりんの甘さもしっかり感じられる
▼麺もイイ!
▼お土産も買えるよ!