【実録】「800万円の優子」が誘導してきた怪しい出会い系サイトに行ってみたらこうなった(その4)
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・怪しい出会い系サイトは「ポイント」で稼ごうとする

一般的に、こういう類の「うさん臭い有料の出会い系サイト」は、「ポイント」を買わせることが目的となる。たとえば、出会い系サイトで仲良くなった人にメールを返信したい! 電話番号を教えたい! メールアドレスを教えたい! これら全ての行動に、サイトが指定したポイント(お金)がかかるシステムになっている。

・メール1通送るだけで500円

例を出すと、過去にお伝えした「【実録】Facebookの「なりすまし」にメールしたらこうなった」で行き着いた出会い系サイトでは、1ポイントは10円で、メール送信は50ポイント。つまりメール1通送るだけで500円。さらにそのメールに、電話番号やメールアドレスを書いてしまうと、300ポイント(3000円)かかるシステムになっている。

・人の弱みに付け込む料金設定

これが基本的な「怪しい出会い系サイト」の実態だ。そして、こんなサイトに騙されてしまうのは「女性との出会いがない人たち」である。この弱みにつけこんで、ジワリジワリとお金を吸い取っていくのだ。……だがしかし、だがしかし! 今回の「800万円物語」に登場した出会い系サイトは、一風変わった料金体系になっていたのだ!

・お金がかかるのはメール送信とアドレス送信のみ

このページ上部に掲載した画像をご覧いただければ一目瞭然。お金がかかるのは「通常メール送信(50ポイント)」と「メールアドレス送信(1000ポイント)」の2種類だけ。女性との出会いを “エサ” とする出会い系サイトならば、「プロフィール閲覧」や「プロフィール写真閲覧」にも絶対にポイントを付けてくる。しかし、今回は、それがない。

・800万円物語専用出会い系サイト

つまりこうだ。今回の出会い系サイトは「800万円を求める人と、メールのやりとりだけでポイントを稼ぎ、細かい返信を執拗に求めメール送信ポイントをジワジワと消化させ、最後の最後でメールアドレスを相手に書かせて1000ポイントを奪取する」ために作られているのだ。あるいは、それ以上の「誘惑」をしてくる可能性も極めて高い。

・狭き門をくぐり抜けた精鋭中の精鋭カモ

さらに深く考察するならば、わざわざ1万円も払って教えたメールアドレスは、そのまま「カモのアドレス」として悪徳業者に出回ること必至。カモもカモ、極めて良質なカモである。狭き門をくぐり抜けた、精鋭中の精鋭カモだ。さらなる詐欺の危険に遭遇する確率は2億パーセントといっても過言ではないだろう。

・入会特典の無料ポイント

ちなみに1ポイント=10円という料金設定は、女性目的の出会い系サイトと同じである。また、最初は「入会特典の無料ポイント」的なものがついていることが多い。今回もそうだ。最初に250ポイントが付いていた。だが、このポイントで行動できることは、「通常メール送信(50ポイント)」×5だけ。

そう、つまり、優子と浦辺は、私に「ムダ返信」してほしいのだ。そして、メールを5通返信させ、ポイントを0(ゼロ)にして、「ポイントが足りないので返信できません」という状態まで、まずは持っていこうとしているのである。

この仕組みを理解すれば、次ページ(その5)に掲載する、優子と浦辺の「真の狙い」が分かるはず! 次が最後だ。が.ん.ば.っ.て!!