一般論として、男性は女性に比べて恋愛の優先順位が低いと言われていますよね。しかし、世の中には女性と同じくらい……、いや、女性以上に「恋愛体質」な男性も存在します。ということは、恋愛体質な男女同士がくっつけば万事うまくいくってことになりますね。
ところが不思議なもので、恋愛体質な者同士はなぜかくっつかないようになっているようです。お金の流通がうまくいかず不況が起きるのと同じように、人間の流通もうまくいっていないということなのでしょうか? 今回はそんな恋愛体質についてのお話です。
・普通の女性だってメールは欲しい!
まずは、「恋愛体質」の定義について。毎日メールが欲しい、毎週末会いたい、「好き」とか「愛している」など具体的な愛情表現の言葉を求める……。これらは、恋愛体質の女性だけが抱いている思考ではありません。ごく普通に恋愛をしている女性も、「そりゃ、できればメールは毎日欲しいし、毎週末会えるほうがベストだし、好きとか愛しているとか言われるとテンションが上がるわ」と思っているでしょう。恋愛体質女性と違うのは、「でも、男性にそれらすべてを求めるのは、まぁ難しいよね」と理解できている点です。
・メールがないと絶望的にへこむのが恋愛体質女性
しかし恋愛体質女性は、そこが理解できません。メールを送って、返事がちょっとでも遅れると「カレは私なんかどうでもいいんだわ!」とへこみます。毎週末会えないと、「ほかのオンナと浮気しているんだわ!」と疑います。「好き」とか「愛している」という言葉がないと絶望します。恋愛体質というよりは、恋愛依存といったほうが的を射ているかもしれませんね。
・普通の男性も恋愛初期は頑張る!
次に、「恋愛体質な男性が本当に存在するのか?」という点。信じられないかもしれませんが、たしかに存在します。毎日こまめにメールを送り、週末は必ず一緒に過ごし、「好き」・「愛している」などの言葉も存分にささやく……。これらは、交際初期ならば普通の男性もイチオウは頑張りますよね。しかし、持続することは難しいです。仕事もあるし趣味もあるし男友達との付き合いもあるし、恋愛ばかりに情熱を傾けてはいられない。それが一般的な男性のパターンですね。
・恋愛体質男性は無趣味?
それに対して恋愛体質な男性は、驚異の持続力を発揮します。「ヒマなのか?」とツッコミたくなりますが、決してそうではなく、きちんとお勤めはしています。ただし、趣味や交友関係に関しては、普通の男性よりもやや狭いように見受けられますね。無趣味だったり、知り合いはいても友達はいなかったりというケースが多いようです。
・自分とは違うタイプの人間を好きになる性(さが)
さてここからが問題です。恋愛体質な女性は、なぜか恋愛体質な男性に惹かれません。理由を説明しろと言われても、ぶっちゃけ難しいです。本能レベルの問題なのではないでしょうか。考えてもみたら、自分が持っていないものを持っている人に惹かれるのはごく自然なこと。「私は恋愛体質だから、恋愛に捉われないで生きている人が素敵に見えちゃう!」と思ってしまうのでしょうね。
・穏やかな恋愛を求めるなら好みを変えるべし!
恋愛体質な女性が幸せになるには、好みを変えるのが手っ取り早いです。たとえば合コンや飲み会で、「週末は地元のフットサルチームで汗を流している」というA君と、「週末は家にいることがほとんどかな。カノジョができれば遊びに行くんだろうけどね」というB君がいたとしましょう。恋愛体質な貴女は、A君に惹かれるのではないでしょうか? 「彼氏にかまってもらえない週末は家でいじけている私に比べて、なんてアグレッシブなの!」という意識が働くためでしょう。
・普通の男性を選ぶと後々苦悩することに
そしてA君に熱烈アプローチし、交際に至ったとします。恋愛体質ではない普通の男性であるA君の態度を、やがて貴女はそっけなく感じるでしょう。そして、思い悩むことになるのです。
・恋愛体質者同士なら不平不満は出ないはず
だったら、最初からB君を選びませんか? 「イマイチ惹かれない」と思うでしょうが、恋愛スタンスは貴女と同じでしょうから、きっとうまくいくはずですよ。穏やかな恋愛を「幸せ」とするならば、の話ですけど。
・恋愛関連で思い悩んでいるのが「幸せ」?
筆者が思うに、恋愛体質な女性は、実は穏やかな恋愛を望んでいないように見受けられます。彼氏からのメールが少ないだの、週末ほったらかしにされるだの、「好き」とも「愛している」とも言ってくれないだの、恋愛関連のことであれこれ悩んでいるのが、貴女にとっての「幸せ」なのかもしれませんね。だったら、今までどおりA君タイプの男性を選ぶスタンスでノープロブレムです。自身が思う、恋愛における「幸せ」とは何か、いま一度考えてみましょう。