2013年3月に新空港が誕生した石垣島。この夏、観光に行く人も多いかもしれない。そんな石垣島で、ぜひとも堪能して頂きたいのがフルーツだ。太陽の恵みを一杯に浴びて育ったパイナップルやマンゴーは、芳醇な甘さで匂いを嗅ぐだけでヨダレが出る。果汁のおいしさは五臓六腑に浸みわたる。
だが、忘れていけないのは魚介類だ。言うまでもなく、島は海に囲まれている。石垣島は新鮮な海の幸の宝庫といっても過言ではない! しかも安い! 安くてウマい!! 石垣島へ行って魚を食べないヤツはおバカさんと言わざるを得ないだろう。
・マグロを忘れるな!
石垣島と言えば「グルクン」(タカサゴ)や「イラブチャー」(アオブダイ)が有名だ。とくにイラブチャーは体色が青く、刺身にも青い皮を付けて提供されることが多いため、インパクト絶大。そのため南国を象徴しているような印象が強くあるが、マグロを忘れてはいけない。
・おいしいとこてんこ盛りで980円!
島人はマグロが大好きで、年中スーパーや鮮魚店に並んでいるほどの人気である。新鮮なマグロは、居酒屋でも堪能することができる。記者(私)が訪れた石垣市のすし太郎というお店では、石垣産のマグロを刺身か寿司のセットで提供している。そのどちらも安い! とれたてマグロの刺身は580円、寿司のセット(トロ・中トロそれぞれ2カン、鉄火1本)は980円だ。いくら何でも安すぎるだろ!?
・鮮度が高くてみずみずしい
マグロは本土で食べられるものに比べて、身色がやや薄く感じる。しかし脂が乗っており、食べると柔らかな甘味を残してパッと消えていく。また鮮度が高くて、みずみずしいのも特徴だ。海が間近にあり、とれたてを提供できる環境でなければ、このみずみずしさを維持することは不可能ではないだろうか。
・マンボウとセーイカの食感
そのほかに食感としてユニークだったのが、マンボウとセーイカ(ソデイカ)だ。マンボウは魚であるにもかかわらず、食感はまるで鶏肉。一見サーモンのようなピンク色の切り身なのに、食べた感じは鶏肉を思わせるから不思議だ。
セーイカは、記者がこれまで食べてきたどのイカとも食感が異なる。ねっとりとした歯触りで、口のなかにまとわりつくような粘りがあった。少々大げさなたとえになるが、茹ですぎた餅のような、ネトネトした食感に驚いた次第だ。
・とにかく魚食え!
このほかにも、シャコ貝やタカセ貝も実に美味い。肉厚で噛むほどに旨みが増し、アワビやサザエにも勝るとも劣らない美味しさが詰まっていた。とにかく石垣島に行ったら魚介は外すべきではない。フルーツや石垣牛の魅力もさることながら、魚介を食べずして帰ったとなれば、悔やんでも悔やみきれないことになるぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名: すし太郎
住所: 沖縄県石垣市石垣34
営業時間: 17:30~翌2:00
定休日: 不定休
Report:ほぼ津田さん(佐藤)
▼石垣島近海魚特上、10カンで1580円
▼石垣島産本マグロセット(トロ・中トロそれぞれ2カン、鉄火1本)、980円。安い!
▼石垣牛にぎり、6カンで1380円
▼そのほか刺身も天ぷらも絶品すぎて笑った(笑)
▼青い皮が印象的なイラブチャー