JRや地下鉄などの駅を利用しているとき、よく耳にするのが「ピ〜ン……ポ〜ン……」という謎のチャイムだ。実にゆっくりと間を取りながら、「ピ〜ン……ポ〜ン……」と鳴っている。定期的に「ピ〜ン……ポ〜ン……」。あれは一体なんなのか。
答えはズバリ、「盲導鈴(もうどうれい)」だ。視覚障害者を安全に建物の入り口、出口、改札や階段やエレベーターなどに “音で” 誘導するための装置であり、「誘導鈴(ゆうどうれい)」や「誘導チャイム」と呼ばれることもある。
駅だけではなく、役所や公民館、図書館にコンサートホールなどにも設置してあるらしい。また、一部の鉄道車両にはドア上部に付けられているとのこと。どんな音がするのかド忘れした人は、YouTubeにアップされた動画で再確認してみよう。
こんど「ピ〜ン……ポ〜ン……」という音が聞こえたら、音に向かって歩いてみるといい。きっとどこかにたどり着くはずだ。