世界最大級のゲーム見本市「E3」がアメリカのロサンゼルスで始まった。今回の目玉は何と言っても、任天堂が新たに発売する予定のゲームハード「Wii U」だ。Wii Uの投入で同社はゲーム業界に革命を起こす気構えを見せている。

そんななか日本経済新聞が、同機の具体的な機能と、「ニンテンドー3DS」の大型画面版が登場するのではないか報道したのだ。このニュースに、ゲームファンは「おおおおッ!」と心躍らせているのだが、任天堂は即座にこの内容を否定。「数多くの間違いが含まれた全くの憶測記事」と、批判しているのである。

同機に関する速報が出されたのは、2012年6月5日付の日本経済新聞 電子版だ。それによると、Wii Uの価格は3万円前後。またカーナビ、カラオケ、電子書籍リーダーの機能を搭載、スマートフォンに対抗した仕様になるという。また画面を大型化したニンテンドー3DSを、今夏にも発売すると報じた。

しかし、この報道が出た数時間後に任天堂は、「本日の日本経済新聞の報道(「任天堂、スマホに対抗」)は、当社が発表あるいは事実確認したものではなく、数多くの間違いが含まれた、日本経済新聞社の全くの憶測記事です」(任天堂公式サイトより引用)と、日経を名指しで否定。「全くの憶測」と強い調子で批判している。

この一連の報道についてネットユーザーからは、「また憶測報道かよ」や「うわ、任天堂さん怒ってませんか?」、「日経は任天堂に謝って」などとコメントしている。怒り半分あきれ半分と言ったところだろうか……。

はたして今回の報道は本当のことなのだろうか? ネットユーザーの反応を見る限り、同機への関心は高いようだ。なお、Wii Uのコンセプトについては任天堂の公式サイトで発表済み。E3での発表会の様子は6月6日午前1時より同サイトにて生中継予定とのことである。ちなみにWii Uはハードの発売と同時に、注目タイトルを続々と投入する予定だ。とにかく公式な発表を待ちたいと思う。

参照元:任天堂