【三十代女子の恋愛奮闘記】毎年のことですが、ハロウィンが終わると、日本はクリスマスモード一色になります。ハロウィンが今ほど浸透していなければ、この国はもっと早くからクリスマスの支度をしていたことでしょう。……想像すると、恐ろしくなりますよね。

10月31日まではハロウィンムードで黒いマントに三角帽子を被っていたカーネルおじさんも、11月1日になったとたん赤いサンタ服に着替えます。「慌てんぼうのサンタクロースとはお前のことだったのか?」とツッコミを入れたくなりますね。

クリスマスといえば、女性の結婚年齢をクリスマスケーキにたとえる考え方がありましたね。クリスマスケーキが売れるのは、24日もしくは25日です。それと同様に、お嫁の貰い手が多いのも24歳~25歳であると。

では、25日を過ぎたらどうなるのでしょうか?  クリスマスケーキの場合は、26日からは途端に売れなくなりますよね。もしくは、大安売りをするお店もあります。先述に基づくと、女性も同様に、26歳からは嫁の貰い手が少なくなる・もしくは大安売りをして買ってもらうしかない、ということになります。

このたとえ話をはじめて聞いた時、私はまだ24歳前でしたから、「ふーん」程度にしか思わなかったのですが、26歳を過ぎた今になって改めて考えてみると、なかなか腹立たしい気分にさせられますね。ですが、このクリスマスケーキ論には、「26歳を過ぎたら、おせち論に転じる」という考え方もあるそうです。

おせちが売れるのは、12月31日~1月1日にかけてです。尚、この場合、1月1日は1歳ではなく、31にプラス1で32歳ととらえます。つまり、24~25歳の次は、31~32歳が結婚の第二ピークということ。この「おせち論」を聞いた時、私はまだ31歳前でしたから、「ふーん」程度にしか思わなかったのですが、33歳を過ぎた今になって改めて考えてみると、「で?  次はいつ?」という思考に至ります。そこで、いろいろ調べてみたのですが、残念ながら「おせち論」の次はまだ確立されていないようです。

そこでご提案なのですが、クリスマスケーキ論に10歳プラスさせていただくわけにはいかないでしょうか?  つまり、結婚の第一ピークは34~35歳、それを過ぎたら、おせち論にも10歳プラスして41歳~42歳。

現在は、平均結婚年齢も上がってきていることですし、どんぶり勘定で10歳プラスしたところで、サンタさんも文句は言わないでしょう。2012年のクリスマスは皆様が、素敵なクリスマスを迎えられますように。

恋愛コラムニスト: 菊池美佳子