世界最大のソーシャルネットワークサービスであるFacebook。世界中の友達とつながることができる便利なツールだ。

だがロケットニュース24でもお伝えしたように、キューバや北朝鮮など一部の国では使用することができない。お隣・中国もそのひとつなのだが、なんとFacebookアプリ開発者は中国がアジアで一番多いというのである。

この驚きの発言をしたのは、Facebookのエンジニアであるデビット・リム氏だ。彼によると、アジアのFacebookアプリ開発者は中国が約20パーセントを占めており、アジア最多であることが判明したそうだ。また、中国のアプリ開発者はFacebookを通して海外ユーザーとも接触しているとのこと。だが具体的な数字については明かされていない。

アプリ開発をしているということは開発者はアカウントを持っているということである。中国から特定のサイトにアクセスができないことはよく知られており、俗にチャイナブロックと呼ばれている。彼らにとってチャイナブロックを越えることは造作もないことなのだろうが、開発者の数がFacebookを正式に利用できる日本や韓国を抜いているというのはちょっと意外ではないだろうか。

昨年、Facebookは香港に事務所を開設した。海外顧客からの中国向け広告関係の業務を行いたいとしているそうだ。リム氏はあるサミットで「中国の開発者は我々にとっても大変需要な存在だ」とも発言。Facebookが中国市場をターゲットにするのもそう遠い日ではないのかもしれない。

参照元: MIT(中国語)

photo:Rocketnews24.