よく知られているように中国ではFacebook、Twitter、Google+など世界とつながれるソーシャルネットワークサービスはアクセス自体ができない。

だが、数日前から突然中国国内からGoogle+にアクセスできるようになっているそうだ。これに中国人は歓喜、次々と登録した。そしてなんとなぜかアメリカのオバマ大統領のアカウントにコメントを書きまくりコメント欄を占領するという事態になっている。 

ネットの書き込みによると中国からGoogle+に突然アクセスできるようになったのは2月21日前後だ。これに気付いたネットユーザーオバマ大統領のコメント欄占領作戦をかかげGoogle+に集結したのである。
 
オバマ大統領のコメント欄は

「占領!」
「オバマウォッチなのだー」
「中国から来ました」
「うちにおいでよ。ショーロンポーおごるよ」
「永住権くれ!」
「中国語で書いても読めないんじゃね?」

など他愛もないコメントで埋め尽くされている。

だが中には

「中国を何とかして」
「解放求む」
「ねぇねぇ、いつになったら中国の独裁は終わるの?」

とドキっとさせられるようなコメントもついている。
 
Google+の投稿にはコメントは500件までしか書きこめない仕様となっている。コメント欄は中国語であっという間に埋まってしまった。占領作戦は大成功、まるで中国のSNSを見ているようである。

中国から突然Google+が見られるようになったのはGoogle側がIPアドレスを変えたためではないかとされているが、実際はよくわからないらしい。2~3日、中国国内のネット環境からアクセスできたことは確かのようだ。

解禁になったのかと喜んだネットユーザーだったが、24日23時現在、中国版Twitter・WeiboのユーザーコメントにはGoogle+はまたアクセス禁止になったとある。

コメント欄占領作戦はただの悪フザケなのか、世界とつながれる間に残した足跡なのかはわからない。人民が押し寄せたときの力を垣間見た気分である。

参照元:Google+ Barack Obama

▼コメント欄は中国語でいっぱいだ