エバー航空と言えば安全面でも定評のある台湾の民間航空会社であるが、さらに有名なのは同社の運行する外観から内装、食事にいたるまで何から何までキティちゃんの特別旅客機「ハローキティ・ジェット」だ。

キティちゃんジェットは2008年に同社とサンリオの契約期間終了に伴い惜しまれつつ運行を終了したが、2011年10月末についに復活が決定。さらにパワーアップした姿が公開された。

発表された第二期「ハローキティ・ジェット」のデザインは3種。魔女っ子アイテム「魔法のタクト」を持ったキティちゃんの「マジックスター」、世界旅行をイメージした「アラウンド・ザ・ワールド」、キティちゃんが一番好きな食べ物であるリンゴがあしらわれた「アップル」だ。

全てのデザインにおいて1970年代のレトロなキティちゃんが基調とされており、温かい雰囲気である。これだけでもワクワクするが、エバー航空のこだわりはこんなものではない。

ハローキティ・ジェットとは外装はもちろんのこと、機内もシート、エチケット袋、機内食、食器、トイレットペーパー、搭乗券や荷物タグにいたるまで100種類以上のキティちゃんグッズが用意されている。チェックインから目的地までまさにキティちゃんに囲まれての空の旅なのだ。第1期でも、細部までキティちゃんづくしの機内は、まるでテーマパークみたいだと好評だった。第2期でも期待されるところだ。ここまでやれば、キティちゃんファンでなくても楽しくなりそうである。

キティちゃんジェットの導入はエバー航空設立20周年記念であると同時に、東日本大震災の影響で落ち込んでいる日本路線へのテコ入れ策でもあるようだ。もちろん、日本から台湾への旅行の際も利用可能。札幌・新千歳、東京・成田、福岡で定期運行の予定である。このほか、台北-ソウル、香港間でも就航が予定されている。

なお、ハローキティ・ジェット復活第一便は、10月31日札幌-台北便だ。東京・福岡のについては決まり次第順次発表とのことである。

参照元:Youtube ttvnewsviewエバー航空 ハローキティ・ジェット

▼キティちゃんシート

▼クッションもキティちゃん、カバーは記念にもらってもよいそうだ

▼食事の一例、カワイイ!

▼搭乗券もキティ・ジェット仕様

▼成田便「アラウンド・ザ・ワールド」

▼福岡便の「アップル」

▼札幌便は「マジックスター」だ