床に穴があいてる!? まるでそこから不思議の国が顔をのぞかせているみたい。これは目の錯覚を利用して平面を立体的に見せる3Dアートだ。3Dアート自体は世の中にたくさんあるが、人間が溶け込むほど、しかもこんなに大きなものを見たことがあるだろうか。ネット上でそのアイディアと技術がすごすぎると話題になっている。
ぱっくりあいた床下からは恐竜いっぱいのジャングル、道路の上に置かれた巨大時計、道路の上に突然あらわれた谷底まで数千メートルはありそうな崖……これらの3Dアートを手がけているのは、中国の3Dアーティストにして彫刻家の万(まん)兄弟だ。広東省出身の新進気鋭の若手芸術家である。
彼らは地元の美術学校を卒業後、しばらくは彫刻家として活動していたそうだ。だが5年前のある日、旅先で3Dアートに出会いたちまち虜(とりこ)になってしまったという。
万兄弟は3Dアートの魅力について「美術館で見る絵とは全く違います。3Dアートには鑑賞者と作品には距離がありません。それどころか自分も絵の一部になれてしまうんです」と語る。彼らの作品はまさにその言葉どおりだ。一体どこからが絵でどこからが現実なのかわからなくなるくらいのクオリティの高さである。
ネットユーザーは
「すごい!」
「ホントに道路に穴があいてるみたい!」
「めっちゃ不思議」
「中国にこんな素晴らしいアーティストがいたなんて」
「パクリじゃない、今度こそオリジナルだ!」
と大興奮である。
万兄弟はすでに広東省における3Dアートの第一人者だ。彼らの作品はネットで紹介されたことで、多くの人を魅了しその名は全国規模になった。グローバルに活躍する日もきっと近いだろう。
参照元:MOCO!ブログ万兄弟の3Dアート、中国網友在線(中国語)
▼万兄弟、結構お茶目な二人だ
▼製作風景
▼この平面的な下絵が
▼こんなに立体的に! 素晴らしいの一言だ