中国を代表する麺料理と言えば刀削麺。麺の塊を削って作る料理だ。先日、ロケットニュース24でも麺を自動で削ってくれる刀削麺ロボの進化がすごすぎる件をお伝えした。

刀削麺は中国では非常にポピュラーな食べ物。少なくとも全国に5万2000軒以上あり、今後も増加傾向。刀削麺ロボはそのマーケットにおける潜在力からまさに今アツい製品なのである。

そんなにアツい製品でありながら日本では見かけたことがない。それにわざわざ日本の特撮ヒーロー・ウルトラマンを使っているのも謎。そこで、元祖・刀削麺ロボこと「ウルトラマン刀削麺ロボ」を製造・販売している「北京賽労特科技(さいろうとくかぎ)」に問い合わせてみた。

問い合わせに応じてくれたのは女性スタッフ。まず、刀削麺ロボは「北京賽労特科技」の特許製品であり、世界に同じものはないことを軽く説明された。

【質問1:日本への販売はしているの?】
輸送の問題で少量での販売はしていないそうだ。「もし数台ということでしたら申し訳ありませんが、どなたか中国のお知り合いに代理購入していただき、送ってもらってください」とのこと。

実績としては、直接ではないが現地の人が代理購入をしてフランスへ送ったことがあるそうだ。

【質問2:日本と中国は電圧が違うけど、日本でも使えるの?】
日本の電圧が100ボルトであるのに対し、中国は220ボルト。電圧については変圧器を使えば大丈夫、とのことだ。だが、人間の背丈以上もある機械に変圧器をかませて正常に動くのだろうか。しつこく聞いてみると、技術部に確認までしてくれた。問題ないそうだ。

【質問3:で、なんでウルトラマンなの?】
これは開発者の息子さんがウルトラマンが好きだったからだそうだ。なかなか心温まる話である。ちなみにウルトラマンは中国の子どもにも人気とのことである。

【質問4:そもそも「ウルトラマン」って問題ない?】
一番聞きたかったことである。これに対してまず、「何が?」との回答。こちらの質問の意図が通じなかったようだ。

そこで、「ウルトラマンは日本のものだし、権利関係とか……著作権の問題とかあるじゃないですか」と、ハッキリ伝えたところ、しばらく間を置いて「商品が一旦国外に出れば何かと問題はつきものです」とサラリとかわしてきた。こういう質問は結構あるのだろうか。

その後、「もし心配なら、シェフバージョンもありますよ」とウルトラマンの後継機を激しく勧められてしまった。なお、気になるお値段はウルトラマンバージョンもシェフバージョンも定価2万9000元(約35万円)とのことだ。

会社の対応は中国とは思えないほど非常に丁寧。わからないことはその場で回答せず、確認して翌日再連絡をくれるという丁寧さであった。「お忙しいところ長々とすみませんでした」と伝えると、「いえ、これも仕事ですから!」と爽やかに対応である。なんだかグレーな部分もある気がするが、会社としてはしっかりしているという印象を受けた。

また逆に先方から「刀削麺ロボ、日本で市場開拓の余地はありますか」と質問も受けた。海外進出も検討しているのかもしれない。そのためには色々と解決しないといけない問題がありそうだが、まず刀削麺が日本人に広まればチャンスもあるんじゃないかと回答してみた。

ちなみに、刀削麺はモッチリとした麺にが特徴。店にもよるが、短くて厚めのきしめんといったところ。スープもあっさりしたものからコクうまなものまであり、記者は結構好きだ。

参照元:北京賽労特科技(中国語)

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