iPhone5が登場が待たれるなか開催された米アップルの発表会。結局、新製品の発表はiPhone4Sに留まり、5の発売時期はいまだに不明のままだ。事前期待が高かっただけに、世界中のインターネットユーザーは落胆しているのではないだろうか。そして、いずれ5が出るとわかっている以上は、今4Sに手をつけるのもためらわれるはず。

ロケットニュース24が独自に行った調査では、調査対象240人のうち、71パーセントの人が「4Sを購入しない」と回答している。

そんななか、海外のIT系サイトに興味深い情報が掲載されていたのでご紹介したい。その情報とは、米アップルがリサイクルプログラムでiPhone4を買い取ってくれるというのだ。製品の状態にもよるのだが、最高で200ドル(約1万5330円)のギフトカードと交換してくれるという。4S最安値のモデルが199ドル(約1万5250円)なので、実質負担ゼロでiPhone4から4Sへ乗り換えができるかもしれない。

この情報は、海外の複数のIT系サイトが紹介しているものだ。それによると、米アップルの「Reuse and Recycling Program」を利用すれば、PCやスマートフォン、スマートオーディオを同社が回収してくれるという。しかも、機器の状態が良ければ、ギフトカードを発行してくれるというのだ。

10月4日の発表会では、iPhone4SをはじめiPod Touchのホワイトモデル、マイナーチェンジしたiPod nanoなど、いずれも価格が見直されて発売されることが発表されている。以前よりも安くなったとはいえ、熱心なアップルユーザーは出費がかさむことが懸念されるだろう。

そこで、中古の製品を買い取って(ギフトカード発行による)くれるようだ。環境にも優しく、新製品購入の助けになるとあって、重宝されるものと思われる。

ただし、これはアメリカアップルのプログラムであり、アップルジャパンはギフトカードの発行を行っていないようだ。しかもスマートフォンについては、「iPhoneのリサイクルは、iPhone取扱販売店にご相談ください」とホームページ上で記載されている。どうやら、日本ではアメリカ同様の対応は望めないのではないだろうか。

ちなみにギフトカードの発行はないのだが、iPodのリサイクルについては新しいものを購入する際に10パーセントの割り引きを受けられるようだ。iPodの買い替えをお考えの方は、参考にすると良いだろう。

参照元:iDownloadBlog,TNW(英語)、Appleのリサイクルプログラム