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学生生活の最大行事といえば、修学旅行! 京都に奈良、広島、長崎、東京などなど、クラスのみんなとの旅行を学生時代のハイライトに据える人も多いだろう。

しかし今回ご紹介する高校生たちは、「修学旅行には行きません!」と力強く宣言したのだ。そして、その理由がとっても立派だと話題になっている。なんと浮いた旅費を、ガンと闘う校長先生に寄付するというではないか!

・思い出よりも先生の命

米ニューハンプシャー州、ベスレヘムに位置するプロフィール高校。日本の “高校3年生” にあたる “シニア” の学生たちは、今年の修学旅行にニューヨーク州のアディロンダック・パークに行く予定だった。

しかし旅行の1週間前、突然の中止を発表。なぜなら、校長先生がガンだと診断されたことを知り、旅費を校長先生の治療費のために寄付することに決めたのである! 

・先生を慕っている生徒たち

今回、生徒から修学旅行の中止とその理由を告げられたコートニー・ヴァーショウ校長は、感極まりながら「生徒のみなさんの助けを受けていいものか……言葉がありません」と涙を浮かべた。

生徒たちは校長先生が大好きなようで、「みんな先生にはお世話になってきました。今が、恩返しするときなんです」「先生は僕たちのことをよく考えてくれます。だから僕たちも先生のことを考えたかったんです」と、修学旅行が無くなったことを悔やむ様子など全く見せずに、先生へのまっすぐな気持ちを述べている。

・「他人に親切に」と校長先生の教え

これまで “自分のことばかり考えるのではなく、周りに親切にするように” と生徒たちに教えてきたヴァーショウ校長。どうやら教えは、生徒たちにちゃんと浸透していたようだ。ちなみに、生徒たちは修学旅行の代わりに、近場への旅行を計画しているとのこと。

困っている校長先生を助けるために生徒が立ち上がるなんて、なんとも素敵な学校。きっと日頃の校長先生の態度や人柄が、生徒たちの心を動かしたのだろう。生徒たちは、先生の姿をジッと見ているものなのだ。

参照元:WMURYouTube(英語)
執筆:小千谷サチ

▼生徒が先生に「修学旅行には行きません」と告げるシーンも