幕張メッセで1月15日までの日程で開催されている「東京オートサロン2012 with NAPAC」。世界最大規模のカスタムカーのイベントとあって、会場には多くの車ファンが詰めかけた。総車両数630台、1日では見つくせないほど大量の車が展示されている。そして、美しいコンパニオンたちにも目を奪われてしまい、いくら時間があっても足りないと感じてしまう。
どこのブースも人目を引こうとさまざまな工夫を凝らしているのだが、カスタムカーイベントならではの演出を見かけたので、ご紹介したいと思う。その演出とは、コンパニオンたちのダンスだ。ブース内にDJ用の音響設備を設けているメーカーがいくつかあり、カーオーディオのパフォーマンスをかねて大音量で音楽を流し、それに合わせてコンパニオンがダンスを披露。その様子は迫力満点であった。
大手の販売メーカーは、どちらかと言えば企業イメージを気にしてか、控えめな演出。コンパニオンの衣装も露出度は低い。それに比べると、輸入車の販売を手がけるディーラーやパーツメーカーは、高級車を何台も並べて、大勢のコンパニオンを起用。ブース内も華やかな装いで、来場者の視線を釘付けにしていた。
ポルシェやベンツなどの高級輸入車の販売を行っている「TSMグループ」では、美しい女性DJによるパフォーマンスが行われており、それに合わせて10名以上のコンパニオンがダンスしていた。その様子は、まるでクラブイベントのよう。ご丁寧に強面のボディガードまで控えており、にわかにカスタムカーのイベントであることを、忘れてしまうほどのインパクトを与えていたのである。
ちなみにこの日、会場には日本を代表するプロレスラーの蝶野正洋さんも姿を見せていた。実は会場には、彼をイメージしてデザインした「ハイラックスサーフ Black Knight 蝶野 Limited Edition」が展示されていたのである。予定されていた記念撮影やサイン会のために、来場したものと思われる。
しかし来場者は、車もコンパニオンもそっちのけで、会場を見て回る蝶野さんを取り囲むようにしてカメラを向けていた。いずれにしても、このイベントは15日まで。興味のある方は、幕張メッセに足を運んでみてはいかがだろうか。セクシーなコンパニオンたちばかり見るのではなく、車を見ることも忘れないように。
写真:Rocketnews24
▼ まるでクラブのようになっていた「TSMグループ」のブース