
つい先日、生まれて初めてマレーシアに行ってきた。乗り継ぎでクアラルンプール国際空港には何度か立ち寄ったことはあるものの、空港の外に出たのは今回が初めてだ。
私(サンジュン)の場合、旅の楽しみはなんと言っても食! 食って食って食いまくって1日6食がノルマ!! そんな食欲にまみれた私が聞きつけたのが『チリパンミー』なるローカルフードだ。
・不可思議なマレーシア料理
話の腰を折るようで申し訳ないが、3泊4日のマレーシア旅行中、ついぞ私は「マレーシア料理」が掴めなかった。大きな理由はマレーシアがマレー系・中華系・インド系……と、様々な文化が混在しているためだ。
俗にマレーシアは「アジアの縮図」と称されるほど多様な民族・宗教・文化が入り混じっているが、それは料理も同じ。例えばタイのようにわかりやすい「タイ料理!」的な料理とは出会えなかった。
麺は中華系のような気がしたし、ナシゴレンも食べたがこれはインドネシアのような……? そんな中、唯一「これが1番マレーシア料理っぽいのかな?」と感じたのが『チリパンミー』である。
・元駐在員オススメ
このチリパンミーはクアラルンプールに5年駐在していたという元駐在員の知り合いから聞いたもので、現地の日本人の間では有名なお店なんだとか。さらに「おすすめはドライです」とのことであった。
いまいちチリパンミーの正体はわからないが、元駐在員のオススメは心強い。「私のクアラルンプール一押しです」とまで言われたら、これは食べに行くしかないだろう。
・元祖のお店
というわけで、美味しいチリパンミーがいただけるという「レストラン KIN KIN(建記辣椒板麺)」へ。チリパンミーは同店が発祥の料理らしいので「元祖チリパンミーのお店」というワケだ。
場所はクアラルンプールの中心部からほど近い、チョウキット(Chow Kit)地区にあり、モノレールのチョウキット駅から徒歩10分弱。有名店とは思えない年季の入ったたたずまいが印象的であった。
で、ここで正体を明かしてしまうとチリパンミーとは、小麦麺にドライチリ・ひき肉・小魚(アンチョビ)などを混ぜて食べる麺料理のこと。スープありと無しがあるがオススメはドライ、つまり汁なしとのことだ。
価格は1人前12リンギットだったので、日本円にすると約463円。ボリューム的には東南アジアあるあるのスモールサイズで、ドライのチリパンミーを注文したところ「菜っ葉のスープ」も付いてきた。
・想像と違う
で、見た目は「揚げアンチョビが主張強めの汁なし麺」といった感じ。あとはよくよく混ぜつつ、卓上のドライチリで自分好みの味付けにして食べるといいようだ。
さっそく食べてみると……なるほど。麺なので中華系かと思いきや、味は和食の気配を感じた。塩分や旨味がそこまで強くなく、思ったよりも優しい味わいだったことがそう感じた理由かもしれない。
またムチムチの麺は自家製らしく、口当たりも良き。ポリポリ & サクサクのアンチョビの食感もよく「現地の日本人に人気」との評判も頷ける美味しさであった。なるほど、これがチリパンミーか。
先述のように「マレーシア料理」を掴み切れなかったため、もしかしたらチリパンミーは王道のマレーシア料理ではないのかもしれない。ただ日本人の味覚に合う料理であることは確かなので、機会があれば1度ご賞味いただきたい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 RESTORAN KINKIN(建記辣椒板麺)
住所 40GF Jln Dewan Sultan Sulaiman 1,Off Jalan Tunku Abdul Rahman, KL
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
P.K.サンジュン










































