
工場見学マニアとして、勝手に工場見学をエンタメ化したパイオニアのひとつと崇めているのが、グリコの工場見学だ。
現在、グリコの工場見学施設は全国に3カ所。それぞれ何度か訪れているが、とにかく遊び心が満載。それでいて製造ラインもしっかり見学できて、何度行っても楽しい。
今回はそのひとつ、「グリコピア神戸」へ。
無料でポッキーやプリッツの製造ラインを見学できるほか、デジタル技術を使ったお菓子作り体験やユニークなフォトスポットなど、お楽しみが盛りだくさん。
見学後にはうれしいお土産も用意されている。
・久しぶりのグリコピア神戸
グリコピア神戸があるのは、兵庫県神戸市西区。
かなり久しぶりの訪問で、新鮮な気持ちでワクワクしながらバスに乗って向かう。
最寄りのバス停を降りると、すぐに見えてきた~!
久しぶり~! また来ちゃったよ~!
まずは、工場に向かってご挨拶。マニアにとって、これはかなり大事。
受付を済ませたら、まずはウェルカムホールへ。グリコの歴史やお菓子について、映像を見たあとは、グループに分かれて、見学ツアーが始まる。
こちらは、昔使われていた栄養菓子「グリコ」の自動販売機を再現したもの。
お金を入れると、短い映画が流れ、その後に商品とお釣りが出てくるという仕組み。
埼玉県にある「グリコピア・イースト」でも見ることがあるのだが、何度見ても面白い。
・上がり続ける工場見学愛のボルテージ
そして、いよいよ製造ラインへ向かう。その前に待っているのが……
巨大ポッキーのトンネル
これをくぐって先へ進む。こういう演出、大好き。たったこれだけで子どもは楽しいし、大人の私も普通に楽しい。
……あ、失礼。「たったこれだけ」なんて言ったけど、これを作るのにも結構お金かかってるよね。
本当にワクワクをありがとう。
・時代を超えてグリコを楽しむ
見学途中には、歴代のグリコのおもちゃが並ぶ展示コーナーもある。
時代によってデザインやモチーフが全然違うので、眺めているだけでもその時代の流行がなんとなく伝わってくる。
子どもたちは、展示されているおもちゃを組み合わせて勝手に空想のストーリーを作り始めていた。なるほど、そういう楽しみ方もあるのか。
さらに、巨大なポッキーやプリッツのパッケージに入ったような写真が撮れるフォトスポットも。ちなみに、これはグリコの3工場すべてで楽しめるアイテムだ。
・やっぱり製造ラインが好き
そして、いよいよ工場見学マニアお待ちかねの製造ラインである。グリコピア神戸では、ポッキーとプリッツが作られていく様子を見学できる。
まず目に飛び込んできたのが……
ポッキー! ポッキー! ポッキー!
ちょっと写真では分かりにくいかもしれないが、目の前には、チョコレートがつけられた大量のポッキーとそれが包装されていく様子。
次から次へとやってくるぞ。ただし、ポッキーにチョコレートをつける工程そのものは企業秘密。そのため実際の工程を見ることはできないのだが、映像を使って分かりやすく紹介されている。
しかも、その映像を見る装置までポッキー型でかわいい。
萌えるぜ……
さらに進むと、チョコレートを保管する巨大なタンクやカカオの模型などの展示も見ることができる。
・あの細長い形はこうしてできる
続いて見えてきたのが、ポッキーの軸となる部分が作られていく工程。
練り上げられた生地が機械を通り……ニョロニョロニョロニョロと細長くなって出てくる!
さらにポッキーを追いかけるように見学通路を進んでいくと、今度は長いオーブンへ。
焼く前の生地にはあらかじめ切れ目が入っており、オーブンで焼かれながら縮むことで、自重でポキッと折れるようになっている。
この仕組み、初めて聞いたときに妙に感動した記憶がある。何度見ても、面白いなぁ。
ちなみにポッキーは、このあとチョコレートをつけなければならないが、焼き上がった直後はまだ熱い。そのままではチョコレートをつけられないため、専用の容器に移して冷ましてから、次の工程へ進むという。
この容器へ移していくところは人による手作業で、子どもたちの注目ポイントの一つだったようだ。
一方、プリッツは焼き上がったおいしさを保つため、そのまま包装工程へ。(もちろん生地の配合も違う)
同じような細長いお菓子でも、こういう違いを実際のラインで知るのも、工場見学の面白いところだ。
・最後までワクワクが詰まってる
最後は包装ゾーン。
出来上がったポッキーやプリッツが、ものすごいスピードで次々と包装されていく。
説明によると、パッケージ包装は1時間に約6000箱!
6000箱……
さらに商品は30箱ずつ積み上げられ、120箱そろうと段ボール梱包機へ。
生地から始まり、焼かれ、包装され、段ボールに収まるまで。ポッキーやプリッツの長い旅を見届けたような気分である。あとは店頭を経て、私の胃袋で再会したいところだ。
・ビスコも作れるらしい
ちなみにグリコピア神戸には、工場見学とは別に、手作りビスコ体験という有料プログラムも用意されている。
実はビスコが作られているのは、ここ神戸ファクトリーだけ。その工場で実際に使われているビスコの生地を使い、オリジナルのビスコを作れるという。
2026年9月現在、料金は2名1組1セット1500円で、所要時間は70~80分。今回は体験できなかったのだが、これはいつか絶対にやってみたい。
・デジタルでも楽しめる
もうひとつのお楽しみが「デジタルクッキング」。
デジタルスクリーンを使い、ゲーム感覚で自分だけのオリジナルお菓子を作ることができる体験だ。
もちろんデジタルなので実際に食べることはできないのだが、最後にはみんなが作ったお菓子の発表もあり、これがなかなか盛り上がるのだ。
・この日は夏休みだけの特別講座も
通常の工場見学は、これにて終了。ただし、この日はここからもうひとつお楽しみが。
小学生とその保護者を対象にした「Glicoと学ぶ タンサ®脂肪酸でおなかを救え!」という体験型ワークショップが行われたのだ。
難しそうなテーマだが、内容はかなり体験型。顕微鏡をのぞいて実際にビフィズス菌を観察したり、アニメーションや体を使ったアクティビティを通して、腸内細菌や「タンサ®脂肪酸」について学んでいく。
「昨日食べたものを書いてみよう」というワークシートがあったのだが、長女のシートを覗いてみると、梅水晶とかキムチささみとか、小学生とは思えない渋い居酒屋メニューでなんか恥ずかしいんですけど……。たまたまです、たまたま。
最後には、認定証をいただき、特別イベントは終了。
・次はいつ会えるかな
久しぶりに訪れたグリコピア神戸だったが、やっぱり楽しかった~!
製造ラインをしっかり見られるのはもちろん、巨大ポッキーのトンネルやフォトスポットなど、随所に遊び心があるのがグリコの工場見学の好きなところ。次こそは手作りビスコ体験もしてみたい。
……ということで、また来ます! と工場に向かってご挨拶して帰宅したのでした。
※なお、通常のグリコピア神戸の工場見学では、製造ラインの撮影は禁止されています。今回は取材のため、特別に許可をいただき撮影させていただきました。
・今回訪れた施設の詳細
施設名 グリコピア神戸
住所 神戸市西区高塚台7丁目1番
時間 9:30~16:30
定休日 毎週金曜日/お盆休み/年末年始/工場メンテナンス日
参考リンク:グリコピア神戸
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼工場見学の最初にお土産として、神戸工場オリジナルパッケージのプリッツを、1人1箱いただくことができる。ありがたき~。
▼グリコピア神戸で見ることができるプリッツやポッキーの製造工程
▼帰宅後、近所のスーパーで無事に再会!(もちろん、あのとき製造ラインを流れていたものではないが)
▼ショップも併設されている
夏野ふとん



















































































