ひゃっほーい!

なぜこんなにテンションが高いのかというと、先日、とある工場見学に行ってきたからだ。

場所は私の地元・岐阜県。そして正式オープン前。

その名も「湖池屋GOGO! ファクトリー 中部工場」である。

新工場ができるとニュースで知ったときから、「工場見学はあるのか?」「いつ始まるのか?」と気になって仕方がなかった。もう楽しみすぎて、脳内では勝手に見学ルートを作成してみたりして。

そんな待望の工場見学が、2026年7月から一般向けにスタート。7月分の抽選倍率は最大160倍という人気ぶりだ。

今回はお願いをして、特別に一足先に体験させていただいたぞーーー!

・岐阜ののどかな場所に現れた、ポテチの聖地

「湖池屋GOGO! ファクトリー 中部工場」があるのは岐阜県海津市。

最寄りの養老鉄道・駒野駅から徒歩約20分で無料駐車場も完備。周囲には田畑が広がり、言葉を少し選んで言うならば、かなりのどかで穏やかな場所である。

そんな風景の中に突如として現れるのが湖池屋の新工場だ。

中へ入ると、じゃがいもをモチーフにしたかわいらしい空間がお出迎え。

テーブルは歴代キャラクターのデザインになっていてカワイイ!

ピンキーとか、アラフォー世代にはめっちゃ懐かしい! 


最初に伝えておくと、この工場見学は無料&事前抽選制。冒頭でもお伝えした通り、かなりの倍率で注目度の高さがうかがえる。

まずは、映像で湖池屋の歴史やポテトチップスづくりについて学ぶ。

この映像がアニメーションになっているのだが、動きやイラストのタッチが魅力的で、つい見入ってしまう仕上がりだ。日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したのが湖池屋だったことや、社名の由来など、意外と知らなかった内容に「へぇ~」を連発してしまった。


・ガラス越しじゃない! 製造ラインの中へ潜入

その後は白衣に着替え、いよいよ製造ラインへ。

工場見学というとガラス越しに眺めるスタイルも多いが、湖池屋は実際の製造エリアへ入っていく。そのため、服装や持ち物のルールもかなり厳格なので、事前の確認を怠らないように~。

イヤホンガイドを装着し、コロコロ~とローラー掛けをしてもらい……


コロコロ~



いざ、現場へ行ってきます!


・こだわりの詰まった工場見学

まずは、じゃがいもの下処理工程から。

湖池屋で使うのは国産じゃがいも。時期によって4品種ほどを使い分けているそうだ。

収穫されたじゃがいもは回転ドラムで泥を落とし、その後さらにローラーでゴロゴロ転がされながら洗浄され、皮むき工程へ。

ここで面白いのが、皮を全部はむかないこと。じゃがいもは皮と実の間に旨みがあるため、あえて2〜3割ほど残しているそうだ。

さらに機械が形や色を判別し、規格外のじゃがいもを自動ではじいていく。洗浄されたじゃがいもはコンベアで運ばれ、スライス工程へ。

遠心力を利用して一気にスライスされるのだが、内部は見えないためスタッフさんが模型で実演してくれた。



厚さを0.05ミリ単位で調整しており、そのわずかな差がおいしさや食感を左右するのだという。普通にスライスすると折れやすいじゃがいもだが、ここにはそれを防ぐための “秘器” もあった。(大人の事情で撮影NG)

その後、商品によっても異なるが、約70度のお湯でデンプンを洗い流し、約20メートルもの巨大フライヤーで揚げられていく。


・ポテチの滝が絶景すぎた

そして、ここからが最大の見どころだ。

揚げたてのポテトチップスが次々と流れてくる。

これがもう本当にすごい圧巻!



カナダで言えば、ナイアガラの滝。岐阜で言えば、養老の滝。

そしてここは、湖池屋のポテトチップスの滝である。


ひゃ~~~!


目の前を流れ続ける大量のポテトチップス。ポテチ好きなら確実にテンションが上がる光景だろうし、そうでなくてもきっと感動するだろう。


・ここから動きたくない理由

さらに、ここで出来たてを試食させてもらった。

この日製造していたのは湖池屋オンラインショップ限定の「三方原男しゃくポテトチップス」。

静岡県浜松市周辺で栽培されるブランドじゃがいもで、ホクホク感と濃いうま味が特徴だ。味付け前なのに驚くほどおいしい。

じゃがいも自体に含まれる自然な塩味や甘みが感じられ、「あれ、これ完成品じゃないの?」と思うレベル。まさに工場見学ならではの体験である。正直、しばらくここから動きたくなかった……。


・後半はオリジナルポテチ作り

その後、ポテトチップスは計量・包装・箱詰め工程へと進んでいく。

ここまでで約70分。工場見学全体は約140分なので、まだ半分である。


後半では、再び最初の部屋に戻り、フラット、厚切り、ケトルなど異なる製法のポテトチップスを食べ比べを楽しめる。

さらに、味のついていないポテトチップスに自分で「湖池屋ポテトチップス のり塩」のシーズニングを配合したり、8種類のフレーバーを自由に組み合わせたりして、オリジナルポテトチップス作りも体験できる。

中には、中部工場限定の「飛騨牛串焼き」フレーバーもあり、どの組み合わせにするか悩む時間も楽しい。

パッケージには好きなメッセージも入れられるため、世界にひとつだけのポテトチップスが完成するというわけだ。

工場見学というより、もはやポテトチップスのテーマパークである。


・岐阜観光もぜひ一緒に

今回、実際に工場見学させていただき、7月分の抽選倍率が最大160倍になったのも納得だった。製造ラインを間近で見られるだけでなく、揚げたてポテトチップスの試食やオリジナルポテトチップス作りまで楽しめる。

無料とは思えないほど内容が濃い。なにより、地元・岐阜にこんな工場見学スポットが誕生したことがうれしい。

ポテトチップス好きはもちろん、工場見学好きなら間違いなく一度は訪れてみる価値があるだろう。しばらくは高倍率が続きそうだが、興味のある人はぜひ公式サイトをチェックして応募してみてほしい。

この工場見学のために岐阜へ足を運ぶ価値は十分にあると思うし、それが岐阜に興味を持つきっかけになったら、出身者としてうれしく思う。

参考リンク:湖池屋GOGO! ファクトリー 中部工場
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

▼焦げや形状不良のポテトチップスは、センサーで検知され、エアーで自動的にはじかれる

▼その後、人の手による検品も行われる

▼トイレ案内にも注目

▼最後にはお土産もいただける。中身はタイミングによって変わるかも!