2018~2019年頃まで東京・中野区に住んでいた私(あひるねこ)。サブカルの熱気と、どこか雑多で落ち着く空気が入り混じる中野は、私にとって第二の実家のような街だ。

あれから約7年。久しぶりに中野駅で降りる機会があったので、駅前を歩きながら「変わってないなぁ」と思い出に浸ろうとしたら……変わりすぎていて浦島太郎状態になってしまった。

一体どこなんだここは。

・数年ぶりの中野駅

引っ越してからも、実は仕事で何度か中野を訪れている私。しかし、駅前をじっくり歩くのは7~8年ぶりだ。

まずは北口のサンモール商店街を歩いてみる。これまで何度往復したか分からない、中野の顔とも言えるアーケード街である。


基本的にはあの頃のままだが、知らない飲食店がいくつもできていて面白い。でも、あの店って昔は何だったんだろう。さっぱり思い出せない。


・サンプラザの現在

懐かしいやら目新しいやら、よく分からないまま商店街を出ると、そこには中野のランドマーク的存在・中野サンプラザが建っているのだが……。

サンプラザを見た瞬間、私は思った。いつ解体されるんだよこの建物!


2023年の夏に惜しまれつつ閉館したサンプラザ。本来は2024年度中に着工予定だったが、建設費高騰で再開発が遅延。その結果、現在も解体されずにそのままの姿でそびえ立っている。


といっても、入口はすべて閉鎖され、一般立ち入りは禁止に。南側広場は今も開放されているが、事実上の廃墟となっている状態だ。


当時、サンプラザの地下にはボウリング場やネットカフェがあり、カラオケとダーツも併設されていた。館内は現在どんな様子になっているのか。ちょっと見てみたい気もする。


ちなみについ先月の2026年3月、ようやくサンプラザの解体が正式決定したらしい。2030年に着工、2034年に新複合施設(ホール・オフィス等)完成を目指すそうだ。

今から8年後……つまり私は50歳目前である。まだまだ先は長い。



・南口の激変

さて、ちょっとノスタルジックな気分になったところで、今度は南口方面に向かおうか。と思った次の瞬間。そこで目に飛び込んできたのは、私の知る中野駅前ではなかった。


な、何だあのビルは……!


南口方面に鎮座する超巨大な建造物。さらに右手には、建設途中の大型商業施設が。看板には「アトレ」と書かれている。中野に駅ビルだと……?


かつての南口といえば、北口と比べると狭くて、マルイがあって、バスロータリーがあるちょっと地味な雰囲気だった。ガード下は以前と変わらないが……。


改札前に移動すると、とんでもないことになっていた。2024年に開業した「ナカノサウステラ」というビルが立派すぎて、まるで丸の内や虎ノ門にワープしたかのよう。


なんでも商業施設、オフィス、住宅が入った複合施設だそうだ。何かをずっと作り続けているのは知っていたが、いざ間近で見ると “中野感” が皆無で違和感がハンパではない。


まさか住宅団地の跡地に、こんな現代的なビルが建つとは。何度も歩いた顔なじみの道のはずなのに、なんだか就活の時くらいしか降りないビジネス街のように見えてしまう。



・夢の街

知っているけど知らない。知らないのに知っている。久しぶりに歩く中野駅周辺は、懐かしい景色と未知の景色が同居する、まるで夢の中の街のようだった。

7年という歳月は、街を丸ごと「記憶とは別の場所」へと変えてしまうには、十分すぎるほどの時間だったらしい。

参考リンク:ビジネスインサイダー
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼南口の中野レンガ坂は以前と変わらないが、さらにオシャレでいい感じの店が増えた気がする。

▼ここには昔TSUTAYAがあったが、10年ほど前に移転。それ以来、いまだに何もなくて驚いた。ちなみに移転した店舗も去年閉店したらしい。

▼何度か行ったピザが安いイタリアンバルが、再開発で建物ごとなくなっていてショック。と思いきや、同じ通り沿いに移転したようで一安心。

▼こちらが駅ビルの完成イメージ。

▼もはや別の駅である。

▼そんな中、まったく変わらないのが北口の飲み屋街だ。

▼ようやく中野に戻ってきた気がする。