
酢の酸味とラー油の辛みが絶妙な中華麺、それが「酸辣湯麺(すーらーたんめん)」だ。その発祥は意外にも日本で、東京・赤坂の名店「榮林」が元祖とされている。※ 現在、榮林は神楽坂店と軽井沢店のみ営業。
つい先日のこと、SNSに見るからに美味しそうな「酸辣湯麺」の投稿が流れて来た。これは……と思いつつ店に足を運んだところ、その店で酸辣湯麺をも凌ぐ「担々麺」と出会ってしまったのである。
・元祖は榮林
万人受けするとは言わないが、酸味がお好きな方はきっと「酸辣湯麺」もお好きなハズ。榮林の酸辣湯麺は当然として、榮林監修の「中華三昧 酸辣湯麺」も袋麺の最高峰とも言うべき至極のウマさである。
※ その昔、榮林の女将さんが中華三昧の酸辣湯麺について「あれを食べたらうちに来てくれなくなっちゃうんじゃないかと思うほど美味しい」と仰っていました。
ここ10年ほど、酸味が美味しいと感じるようになった私(サンジュン)は酸辣湯麺が大好物! 酸辣湯麺を発明してくれた「榮林」には足を向けて眠れないほど酸辣湯麺には目が無い。
・SNSで発見
そんな私にぶっ刺さったのは『瀬佐味亭』という一風変わったお店の酸辣湯麺。投稿には虎ノ門の店舗とあったが、調査によると本郷に本店を置くお店のようだ。
というわけで、とある祝日に本郷の『瀬佐味亭』へ。場所は本郷三丁目駅から徒歩5分弱で、かの有名な東京大学の赤門の目の前に『瀬佐味亭』があった。
・酸辣湯麵を食す
注文したのはお目当ての「黒酢の酸辣湯麵」で、価格は1人前1050円。この日はまだオープンから間もない11時半頃であったが、席は8割ほどが埋まっていた。
で、到着した酸辣湯麵はみじん切りのネギが食欲をそそるお上品な一杯。絶対にウマいと確信していた通り、これが案の定メチャメチャ美味しい酸辣湯麵である。いや、これは相当ウマいぞ?
具体的には酸味が非常にまろやかで、スープの旨味と溶け合う感覚。別添の黒酢を全部足しても「すっぱ!」とはならない実にエレガントな酸辣湯麺だ。
これまで数多くの酸辣湯麵を食べてきたが、ここまでお上品さを感じる酸辣湯麵も珍しい。とにかく丁寧。とにかく優美。一滴のスープも残したくない洗練された酸辣湯麵であった。だがしかし……。
・担々麵がウマそうすぎる
酸辣湯麵を食べている間、私は集中し切れずにいた。そう、周りのお客さんの多くが注文してた「担々麺」があまりにも美味しそうであったからである。
メニューの順番も担々麵がトップであることを思えば『瀬佐味亭』の名物は担々麵なのだろう。そりゃそう、瀬佐味(セサミ)亭だもの。ゴマだもの。というわけで……
2日連続で来ちゃった。
この日オーダーしたのはもちろん「担々麺」で、価格はジャスト1000円。また前日に他のお客さんがしきりにオーダーしていた「コールスロー(120円)」も注文した。
で、注文から程なくしてやってきた担々麺のスープを飲んだ瞬間、体に電気が走った。
なんと鮮烈なごまの風味……!
・担々麵すごい
酸辣湯麵と比較すると担々麺のキャリアは浅いが、それでもここまでごまが鮮烈な担々麺は食べたことが無い。適切な表現化はわからないが、とにかくごまのフレッシュさが際立っているのだ。
結局のところ、酸辣湯麵同様、担々麺も瞬殺で完食。こちらも一滴のスープも残したくない極上な担々麵であった。というか、なぜ俺は『瀬佐味亭』を知らなかったのか? これはすごいお店を知ってしまったかもしれない……!
・細胞が喜んでそう
総じて言えるのは「これほど罪悪感が皆無の中華麺は滅多にない」ということ。ジャンクフードとして扱われることも多いラーメンだが、特に瀬佐味亭のスープはとてつもないオーガニックさがあふれ出していた。
いずれにせよ『瀬佐味亭』は「担々麵」も「酸辣湯麵」も極上のウマさであり、特にスープは細胞が喜んでいそうなナチュラルさがあった。なお、コールスローもめちゃめちゃ美味なので迷わず注文推奨である。
・今回訪問した店舗の情報
店名 東京担担麺本舗 瀬佐味亭(せさみてい)
住所 東京都文京区本郷5-25-18
時間 月~土11:00~22:00 / 日祝11:00~21:00
定休日 不定休
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
▼こちらも絶品だったコールスロー。
P.K.サンジュン












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