ヴィーガンという言葉をよく耳にするようになった今日この頃。さて、あなたはその定義をご存知だろうか? 私(中澤)は厳密には知らなかったので調べてみたところ、動物愛護の精神から、肉はもちろん酪農製品など動物に関するものを一切絶っている人達のことなのだとか。乳製品も毛皮も全部ダメ。

そんなヴィーガン向けのカップ麺がニュータッチから発売されている。その名も『ヴィーガンヌードル』。ヴィーガン向けのメニューは高くなりがちだが、なんとこのカップ麺はカップヌードルより安い税抜き190円だ。激安。というわけで食べてみたぞ!

・味は2種類

2020年2月現在、担担麺と酸辣湯麺の2種類が展開されている『ヴィーガンヌードル』。特に私はヴィーガンではないが、ニュータッチに直接もらったため昼ご飯として食べてみることにした。大きさ的にはコンビニに売っているスープ春雨のインスタントカップと同じくらい

・作り方は通常のカップ麺と同様

酸辣湯麺は本物を食べたことがないため、担担麺を食べてみることにした。作り方は通常のカップ麺と同じで、かやくを入れた後お湯を注ぎ4分待つだけ。ちなみにスープの素は後入れだ。

担担麺と言えば、まずゴマの風味、そして辛さ。あと、ミンチ肉を入れている店が多いと思うが、動物性食材・化学調味料・アルコール不使用でその味にどこまで近づけているのか

・食べてみた

4分後、フタを開けてスープの素を混ぜてみたところ、黄土色に濁った担担麺カラーのカップ麺が完成。色は合格である。はたして、味はどうなのか? 食べてみたところ……

まず、辛さが先陣を切ってきた。「ピリッ」では終わらず「ビリッじわじわ~」と来る辛さだ。結構辛い。だが、その辛さの中にまろやかさも感じる。化学調味料不使用ということで味の単調さを懸念していたが、その心配は無用だったようだ。

が、ゴマの風味はそんなにしない。正直言うと、ゴマ感が少しもの足りない気もする。むしろ、いやらしいくらいにゴマが漂っていても私は一向にかまわんッッ

・特徴的なところ

思わず烈海王になってしまったが、これはまあ好みの問題であるような気がする。しかし、それよりも気になったのは麺かもしれない。極細の麺はコシのあるソーメンみたいな感じで個性的だ。そのためか、食べごたえはどちらかと言うとスープ春雨に似ているので軽めが好きな人向けであることは間違いない。

ちなみに、ミンチ肉っぽいものが入っているが、これは大豆で作っているのだとか。言われなきゃ分からないほど肉の食感だが味わいはさっぱりしている

・正直にまとめる

というわけで、まとめると、ヴィーガン向けの材料が影響しているだろう部分の味には、特に不自然な点は見受けられなかった。ただし、麺やゴマ感など、ヴィーガンに関係なさそうな部分が結構特徴的なので、正直、普通の担担麺を想定して購入するとちょっと違うかもしれない

とは言え、個人的には、新しい試みのカップ麺の登場は歓迎だ。ニュータッチには、ぜひカップ麺の4001年目を築いていただけたらと思う。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼酸辣湯麺はこんな感じ

▼酸っぱかった

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