
講談社の漫画アプリ「マガジンポケット(マガポケ)」で連載されている『みいちゃんと山田さん』という作品が、とんでもなくエグイらしい。
これまで特に興味はなかったのだが、SNSで関連ポストを見る機会が日に日に増えており、試しに読んでみるかと軽い気持ちでアプリを開いた。今では非常に後悔している。なんて漫画に手を出してしまったんだろう。
・ネタバレなし
「マガポケ」は少年マガジンの公式アプリ。オリジナル作品だと『WIND BREAKER』『薫る花は凛と咲く』あたりが有名だろうか。
『ジュミドロ』という漫画を読んでいるため「マガポケ」は定期的にチェックしているが、たしかに言われてみればここ最近、『みいちゃんと山田さん』が常にランキング上位をキープし続けている。
総合ランキングだと、『ブルーロック』や『東京卍リベンジャーズ』など超メジャー作品を押しのけての堂々1位だ。これはもう、完全に時代の波に乗っていると言っていいだろう。
・バズって連載に
『みいちゃんと山田さん』は、亜月ねねさんによる連載作品。もともとはX(旧Twitter)で発表されていたものが話題となり、それがきっかけで「マガポケ」での掲載につながったようだ。
舞台は2012年の新宿・歌舞伎町。キャバクラ嬢として働く女子大生・山田さんと、山田さんの店に入ってきた新人・みいちゃんが出会うところから物語は始まる。
第1話の冒頭に掲げられたキャッチコピーは「何をやっても上手くいかない女の子・みいちゃんを巡るエキセントリック・ヒューマンドラマ!」。
ヒューマンドラマなのかどうかはさておき、だいぶ……いや、この上なくエキセントリックなのは間違いない。
「マガポケ」では現在、第3話の前半までが無料公開されているが、この記事ではストーリーについては触れないことにする。未読の方も安心していただきたい。
・容赦ないストーリー
さて、私がこの漫画を読んで真っ先に思い出したのが『闇金ウシジマくん』だ。中でも個人的にもっともキツかったエピソード『ホストくん』編を強く想起した。
居場所のない少女がホストにハマり、担当をナンバーワンにするため借金まみれになっていくという地獄のような話。特に終盤は目を覆いたくなるほど悲惨だが、本作の胸糞レベルはあれ以上か。
実はハッピーエンド寄りのエピソードも少なくない『ウシジマくん』に対し(『フリーターくん』編など)、『みいちゃんと山田さん』には現時点で救いが一切ない。というより、第1話の1ページ目からすでに最悪な未来が確定してしまっている。
最新26話まですべて目を通したが、大げさでも何でもなく、『ホストくん』編の終盤が永遠に続いているような感じなのだ。読み進めれば読み進めるほどに辛くなり、もうやめてあげてくれと懇願したくなる。
絵柄が柔らかく可愛らしいのもまたキツイ。みいちゃんは21歳の設定で、最初の数話はそれなりに年相応に見えるのだが、回を重ねるにつれて顔つきも体型もどんどん幼くなっていく。
私(あひるねこ)の目には、今の みいちゃんはもはや女児にしか見えない。『ウシジマくん』のように写実的に生々しく描かれるよりも、こちらの方がより心にくるものがある。
・圧倒的無力感
女の子が過酷な目に遭う近年の作品としては、少年ジャンプ+の『タコピーの原罪』や、ヤングマガジンの『ねずみの初恋』などが挙げられるだろう。
しかし、宇宙人が出てくる『タコピーの原罪』や主人公が殺し屋の『ねずみの初恋』と違って、『みいちゃんと山田さん』にはもっと現実的で社会的な問題が横たわっている。
助けようにも、本人が積極的にその環境から脱しようとしない。自分の現状を理解しようとしないし、そもそも理解ができない。救いがないし、救えない。
一体なぜこんな残酷な漫画が、こんなにも日本中で読まれているのだろう? 創作物として割り切るにはあまりにも苛烈な作品である。
だが、それでも、どうしても続きが気になってしまう。続きを読まずにはいられない。底なし沼のような中毒性が、この作品にはあるのだ。漫画としての圧倒的な読みやすさも、その人気の一端に寄与しているのかもしれない。
今回、私は「マガポケ」に課金してまで全話読んでしまった。もちろん最後まで追うつもりだが、ハッキリ言ってまったくオススメしません。読んでも楽しい気分には一切なりません。私が保証します。
なので閲覧は各自、自己責任でよろしくお願いします。落ち込んでいる時に読むとさらに落ち込み、元気な時に読むと読んだことを後悔するのでくれぐれもご注意を。いいですか? 忠告はしましたよ。
参考リンク:マガポケ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:マガポケ(iOS)
▼どんなにヘビーな展開でも、コミックスの新刊予告回だと明るいメタギャグ調になるのはSNS以降の漫画あるある。
『みいちゃんと山田さん』もその例外ではないが、個人的には猛烈に違和感を覚えた。まったくもって笑えない。つくづくエグイ作品である。
あひるねこ






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