暑い! 暑すぎる!! 仕事なんてしてる場合じゃない……今日はもう帰ろう! とそこへ、丸亀製麺が夏季限定の新メニューを発売するという朗報中の朗報が飛び込んできた。

その名も『冷たーい旨塩うどん』……って、いやいや! ちょっと待て!!

塩ラーメンはわかる。塩鍋もわかる。だけど、塩うどんはあまりにもシンプルすぎないだろうか? 貧乏学生の限界メシかよ。何やら心配になってきたので、一足早く実物を食べさせてもらうことに!

・丸亀製麺の新商品

2025年7月8日から発売される『冷たーい旨塩うどん』『冷たーい海苔旨塩うどん』『冷たーい海鮮旨塩うどん』の3品。なんでも塩だしは丸亀製麺史上初とのことで、これは同社にとって大きな挑戦だったという。


合格率約3割という厳しい試験を通過した麺職人が全店にいるという丸亀製麺。

※麺職人とは、丸亀製麺独自の麺職人制度に合格した者に与えられる称号です。麺職人が不在の日や時間帯もあります。


その麺職人が、季節やその日の温度に合わせて、細やかに調整しながら店内で粉からつくる「打ち立て・生」のうどんのおいしさを引き出すため、“究極の引き算” によって誕生した一杯がこちら……


え!?

・ミスか?

目の前に置かれた『冷たーい旨塩うどん』(並・税込520円)を見た時の、私(あひるねこ)の超率直な印象は「いや白ッ! 調理途中かよ!!」であった。

本当にこれで完成なのか、思わず広報担当に確認したくなるレベル。


やや白濁した塩だし。トッピングは、控えめに添えられた青ねぎと黒胡椒のみである。いくらなんでも引き算しすぎだろ。こんな飾り気ゼロの新メニューは見たことがない。まさに素うどん。


あまりにも手抜き……もとい簡素な作りすぎて、さすがの私も丸亀製麺の迷走をいよいよ本気で疑ってしまった。


マジか、思ってたよりヤバイのが出てきたな……


もし微妙だったらノーコメントで逃げるしか……


うっま!! うまいんかーーーい!!!

・超えてきた

予想に反して、とにかく全面的に美味すぎるのだが、なかでも約1年にもわたる探求の末に完成したという塩だしへのこだわりが凄まじく、圧倒されてしまった。簡単に説明しよう。


まず北海道産の真昆布を、各店舗手仕込みで水に数時間ひたして旨みを抽出。そこへ、コクのある旨みの根昆布だしも加えるというダブル昆布体制となっている。


それだけではない。さらに北海道産ホタテの貝柱から抽出した塩だしを入れることで、昆布とホタテの旨みがぎゅっと濃縮した奇跡のだしが誕生しているのだ! まさかこんな手間暇がかかっているとは……。

・かつてない塩だし

一口食べると、シンプルながらも、その奥に魚介のコクがたしかに感じられる。それでいて淡麗な味わいに箸とれんげが止まらない! じっくりと水に浸けて引き出した昆布のとろみが打ち立てのうどんと絡み、旨みを増幅させているかのようだ。


また、黒胡椒の存在も実にニクい。仕上げに振りかけることで味が引き締まり、最後まで飽きずにすっきり・さっぱり食べられる。お前さん、マジでいい仕事してるぜ……。本作の影のMVPだろう。


この日、東京は最高気温35℃の猛暑日で、ぶっちゃけ店舗に到着した時は暑すぎて食事どころじゃなかったのだが、気がついたら最後の一滴まで完食していた。

でもまだ足りん。もっとだ……! もっと塩だしをくれェェェェエエエ!!


と思ったらホントに来たぞ。お次は『冷たーい海苔旨塩うどん』(並・税込590円)である!


注目は、器中央に鎮座していらっしゃる焼きバラ海苔だ。なんでもホタテの塩だしで和えることで、風味や旨みを引き立てているんだとか。


こんなの食べるまでもなく激うま確定だろうが、実際に食べてみると、うどん・塩だし・海苔が一部の隙もなく完璧に絡み合って、噛めば噛むほどやっぱり激うま!

そして……うおおおおお! 磯の風味スゲェェェェェェエエエエ!! 口いっぱいに香りが広がる。もはや食べる海水浴。


もちろん無料薬味とトッピングのしび辛ラー油、わかめ、青ねぎ、おろししょうが、天かす、香七味、すりごま、わさびとの相性も抜群だが……


なかでも丸亀製麺のオススメがこちら! 天かす、おろししょうが、そして温泉玉子(税込110円)をトッピングすると最強になれるとのことだ。


途中で投入して味変するのもよし!


そして最後に登場したのが、こちらの『冷たーい海鮮旨塩うどん』(並・税込920円)……なのだが、おいマジかよ。いきなり豪華絢爛である。


たっぷりの殻付きあさり、さっと揚げたえび、さらに干しえび、柚子皮、紫玉ねぎの香りと食感を楽しめる香味玉などの具材をトッピングした、彩り鮮やかな一杯だ。

食べ進めるうちに具材の風味が塩だしに溶け込み、一口ごとに違った表情を見せてくれる。


香りと食感、海鮮の旨みを存分に味わえるが、不思議とどこかエスニック感もある味わいだ。トッピングには、しび辛ラー油がピッタリだろう。


などと考えている間に……


まさかの3杯完食である。

・ガチです

先ほどまで暑さで瀕死状態だっただけに、自分でも衝撃の結果となった。塩だしによって体力ゲージが全回復したとしか思えない。


なんでもこの商品は、ほぼ油分を使っていないという。なるほど、どうりで無限に吸い込めるはずである。さっぱりしているのに物足りなさは感じない絶妙な塩梅で、食べれば食べるほど食欲をかき立てられてしまうのだ。


シンプルだからこそ、同じ塩だしでも商品や合わせる薬味・トッピングによって味わいや旨みがまったく異なるのも大きなポイントだろう。

今日は『冷たーい旨塩うどん』、明日は『冷たーい海苔旨塩うどん』、その次の日は『冷たーい海鮮旨塩うどん』ってな具合にローテしても、全然飽きないんじゃないか。

・新たな定番爆誕

個人的には、これまで丸亀製麺が販売してきたどの夏の商品とも異なるという印象を受けた。夏うどんの新本命になり得る逸材中の逸材なので、ぜひ夏の暑~い日に試してもらいたい!


※お持ち帰り可能商品です(海苔以外)

参考リンク:丸亀製麺
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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