スタバのコーヒー、ガブガブ飲みてえなあ。でも買いに行くのが面倒だし、そもそもいい値段するしで躊躇(ちゅうちょ)してしまう現状。それを打破するために、私(佐藤)は良いことを思いついた!

ポットサービスを使えばいいんじゃないの? そういえば、以前記事でも紹介してたっけな? 調べたところ、現在は返却不要の容器で提供するサービスを行っているそうだ。

ヨッシ、それ頼も! 12杯(ショートサイズ)も飲めるらしい。ここはひとつ、年長者としてみんなにコーヒーを振舞ってやるか! と思い注文した結果、詰めが甘くて社内が微妙な空気になった……。

・返却不要のポットサービス

スタバのポットサービスについては当編集部のK.Masamiが2018年に紹介している。事前予約で店舗受け取り・返却で約2リットル(ショート約10杯分)で、当時税込2160円だったそうだ。


現在も引き続き、そのポットサービスを継続するとともに、返却不要のサービスもある。それが「コーヒートラベラー」だ。買いに行くのも返しに行くのも面倒な私は、これをデリバリーサービス「ウォルト」で発見した。ちなみに他のデリバリーサービスでも取り扱いがあるようだ。


デリバリーでの販売価格は税込4550円で、ショート12杯分のコーヒーが入っている。1杯あたりで換算すると税込379円。店舗でショートをオーダーすると、税込380円~となっているので、単純計算で1杯あたり1円得をすることになる。12杯で12円お得! やったね!


だが、デリバリーなので別途サービス料(360円)と配達料金(219円)かかった。まあ、買いに行く手間を考えたら579円は安いもんだ。それで12杯もコーヒー飲めちゃうから、まあいっか。


実際に注文してみた。配達はスタバの四谷3丁目店からで、25~35分で当編集部のある新宿2丁目までやってくる。


~ 約30分後 ~


連絡先に指定していた私の携帯電話が鳴り「今、玄関前に到着いたしました」というので、扉を開けると、そこに配達スタッフが。


・ダンボール容器にコーヒー

無事にコーヒーが届きました~! これにコーヒーが入ってるのね。返却不要のポットってどんなんかな~?


このダンボールに入っているのがコーヒーらしい。


これです、コーヒートラベラー! 店舗から編集部までトラベルして来ちゃったんだね。


コーヒーのほかに、12人分の紙コップと紙ナプキン。それからポーションミルク・シュガー・マドラーが入っている。ちょっとした会議や会合なら、これ一式で十分に間に合う。


よ~し、さっそく飲んじゃうよ~! あれ? なんか変だな。これどうやって注ぐの? 


図解を見ると、上下が逆だった。どうりでおかしいと思ったんだよね。逆さに置いたら出るものも出ないよな。


正解はこうでした。蛇口が上はおかしいもんな。この時、気づいていなかったけど、実はダンボールの下にハメる台もセットになってます。


・みんなにコーヒー飲ませたかったんよ…

スタバのコーヒーきた~~! ダンボール入りと侮るなかれ、めちゃくちゃアツアツです。ヤケドするんじゃないか? と思うほどアツい湯気が出ているので、こぼさないように気をつけよう。


わ~お、スタバのコーヒーゲットだぜ。12杯も飲めるなんて夢みたい。


12杯飲めるとはいえ、それを独り占めするほど意地悪ではない。今日編集部にいるみんなに、振舞い酒ならぬ振舞いコーヒーしますよ


今日は小人数だがみんなでがんばろうな~! 美味しいコーヒー飲んで、張り切って記事書くぞ~~!!


う~ん、ヨシヨシ。みんな喜んでくれて何よりだ。年長者としては、このくらいの心意気は見せておかんとな。コーヒーで職場が活気づくなら安いもんだ。人間関係も円満になるというもの。デリバリ―してよかったよ、うんうん。


すると和才が……。


和才「佐藤さん、ちょっといいですか?」

佐藤「ナニ?」


和才「あの、このコーヒートラベラー。前に僕が記事を書いてるんですよ。すでに飲んじゃってるのに、こんなこというのも何ですけど、マジで」

佐藤「え? そうなの!?」


和才「ほら、書いてますよ。1年半くらい前ですね」

佐藤「あ、ホントだ……」



和才「僕が頼んだときは、店舗受け取りはもっと安かったですよ。2023年12月で3100円でした。今は3500円になってますけど、デリバリーよりずっと安くないですか?


和才「もう少し言うと、返却が必要なポットサービスは約10杯分で2900円ですからね。つまり、コーヒートラベラーは値上がりしていて、さらに他にお得なサービスもあるという感じかなぁと。

っていうか、デリバリー注文している時点でお店で買うのに比べて金銭的に損してるわけで……」


佐藤「和才よ、ワシな、みんなにコーヒー飲ませたかっただけなんよ。今日がんばってるみんなに、コーヒー飲ませたかっただけなんよ。損してるとか、そんなん知りたくなかった……。コミュニケーションは損得では割り切れんのやで、和才よ……」


和才コミュニケーションを考えてのことだったら、なんでみんなが揃っているときに注文しないんですか? 12杯分もあるのに僕らだけで飲んじゃったら、記事でこの件を知る他のメンバーの気持ちは逆に……。あ、なんかすみません。コーヒー美味しいっすよ、マジで」


ということで、私と和才の間に微妙な距離感が生まれたのはいうまでもない



とにかく! 返却の手間を惜しまないなら、従来通りのポットサービスを。返すのが面倒でも取りに行ってもいいという人は、店舗に電話もしくはモバイルオーダーを。私のように取りに行くのも返すのも面倒だって人はデリバリ―サービスを使ってくれ。

自分が動くほど安く飲めるから、その辺、上手くやってくれ~い!


参考リンク:スターバックスウォルト
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:ウォルト
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