えっ、ホントに!? その商品を見つけたときは思わず二度見をしてしまった。

視線の先にあったのは「篤姫も食べたと言われる歴史ある郷土銘菓」の文字。もちろん、篤姫とは薩摩藩島津家の1万石の分家に生まれながら徳川十三代将軍の正室になったあの篤姫! 江戸幕府からとか、いくらなんでも歴史ありすぎやろがい〜!!

・鹿児島空港で発見

その商品を見つけたのは鹿児島空港を訪れたときだった。売店でお土産を見ていたところ、先の文言が視界に入ったこと、そして……


「鹿児島初」「当店でしか買えない」ともポップに書いてあったから手に取るしかなかった。ふくれ菓子って鹿児島の郷土料理なのに、ここでしか買えないやつがあるとか相当レアじゃ……? そう思ったのである。

ただ、調べたところ今回見つけた商品は宮崎県都城市の株式会社まるはちふくれ菓子店が作っていたから、鹿児島にあることが珍しいみたいな感覚なのかもしれない。

・黒糖味

なお「レンジでふくれるふくれ菓子」のお値段は540円。南九州らしく黒糖味、それからココア味が置いてあってせっかくなので両方買ってみた。

商品名に「レンジでふくれる」とあるように、このふくれ菓子は電子レンジの助けを借りて作っていく。

原材料としては九州産の小麦を使用。ちなみに防腐剤、着色料、保存料といったところは不使用とのこと。


中身を開けるとミックス粉のみが入っていた。外袋はそのまま調理で使うから捨ててはいけない。


そう、この袋の中にミックス粉と牛乳を流し込むのだ。あとはダマがなくなるまでしっかり混ぜてレンジに入れ〜の……


取り出して皿に出せば完成である。ちなみに私は福岡出身で、この感触はどこかで……小さい頃に食べていた記憶も蘇ってきただけに、正直そんなに期待をしていなかった。まぁ想像の範囲内の味だろうなと。


だがしかし……!


ちぎって食べてみると……上品な甘さでうますぎやろがい!!


ミックス粉に牛乳を入れてレンチンしただけとはとても思えない。気がつけば一気食いしてしまうような美味しさで、老若男女問わず好きな菓子だと言える。

とにかく過度なことをやっていないところが最高。甘すぎず、かと言って薄すぎず。郷土料理としての立ち位置も考慮しつつ、美味しいおやつも目指したのが舌から伝わってきた。

それにしてもウマい。昔食べたことあるけど、こんなにウマかったっけっていうのが率直な感想だ。時を経て、ふくれ菓子の味も進化しているのだろうか。

・ココア味

続いてココア。黒糖のクオリティーを考えたら外すことはなさそうだが、こちらも作って食べてみよう。

中にはミックス粉とココア。黒糖と同じくこれらと牛乳を混ぜ、袋ごとレンチンして取り出すと完成だ。


ココアだけに色は茶色で、味はそのままココア味。しかし、ココアはココアでもほのかなココアで黒糖と同じく過度なことをしていないのが好印象で食べやすかった。

まさか牛乳を入れてレンジで加熱するだけでこのクオリティの菓子ができるとは……。気をつけるべきは1回切りで作らなければいけないことくらいか。

複数人で分けるならいいとして、1人で食べるならお腹を空かせた状態で作ることをオススメする。まぁ私は味にKOされ、ソロでおやつの時間に禁断の2個食いをしてしまったが……。

・他にも種類あり

さすが篤姫、お目が高い。余談だが、「レンジふくれるふくれ菓子」には他にも宮崎産抹茶ひなた、シナモンと種類があるもよう。取り扱い店舗は公式サイトをご覧いただきたい。

もちろん、この時代なので通販もやっている。現地で味わうもよし、全国どこでも南九州の郷土料理を楽しめるようになっているので参考までに。

参考リンク:NHK農林水産省マルハチフクレ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼黒糖味の詳細

▼こちらはココア