連日フジテレビが騒がしい。そこでちょっとフジテレビの本社ビルを見に行ってみることにした。お台場なんて数年ぶりだ。
せっかくだから今回は「ゆりかもめ」には乗らず、シェアサイクルで目的地を目指すことに。果たして車も電車も使わずに辿り着けるだろうか? それでは出発!
・チャリで行く
お台場に行く時はいつも新橋から「ゆりかもめ」に乗っているが、今回はこの周辺で自転車を借りてみようと思う。
毎度おなじみのシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を使って近隣のステーションを検索したところ……ここでさっそく想定外の事態が発生した。
ステーションが全然ねぇ……!
さすが港区、自転車で移動などしないということか? その後、JR浜松町駅付近で何とか確保できたため予約した。北口から出て、旧芝離宮恩賜庭園を横目に5分ほど歩くと……
予約ステーションを発見。
こちらが本日の相棒である。準備ができたら……
さっそくチャリで行くぜ!
・フジテレビへ
さあ、これからレインボーブリッジを初めてチャリで渡るぞ。自転車に乗っている人がほぼ皆無で不安だが、とりあえず道沿いに南下すれば何とかなるだろう。
そんなこんなで10分ほど走っていると……
唐突に姿を現した、ア、アレはまさか……
レインボーブリッジとフジテレビ!
目標を確認したことで俄然気合が入る。ただ、どこに行けばレインボーブリッジに入れるのかは見当もつかない。
そもそも、あんな巨大な建造物に生身で突入して大丈夫なのだろうか? ちょっと怖くなってきたぞ。
するとその時……!
入口らしき謎の看板に遭遇した。
・徒歩でも渡れる
どうやらレインボーブリッジは午前10時から午後6時の間は通行していいらしい(最終入館は午後5時半)。ただし、毎月第3月曜(祝祭日に当たる場合はその翌日)は休館日なので注意が必要である。
案内されるがまま進み……
いよいよブリッジ内へ! と思いきや……
「自転車に乗ったままの通行はできません」
な、何ィィィィィィイイイイ!? 終わったァァァァァァアアアア! このまま浜松町まで逆戻りっすかァァァァァァアアアア!?
もはやフジテレビどころではない。これは多くのスポンサー同様撤退待ったなし……しかしよく見ると、こう書いてある。
「受付で台車を取り付けてください」
・チャリもOK
近くに警備員さんが立っていたので近付いていくと、年季の入った自転車用の小さな台車を持ってきてくれた。なるほど、これのことか。
後輪の下に置いてベルトで固定。ブリッジ内は自転車の走行は不可だが、押し歩きなら通行可能だという。ちなみに徒歩でも自転車でも入場料金はかからない。恥ずかしながら初めて知りました。
いざチャリを押して歩いていくと……おお! レインボーブリッジの真下に来たぞ!! すごい眺めだ!
ここから「芝浦アンカレイジ」という建物の中を通って、エレベーターでレインボーブリッジの遊歩道へと向かう。自転車を押して自動ドアをくぐるのは、何やら妙な気分である。
・チャリと一緒に遊歩道へ
お台場までトイレはないため、ここであらかじめ済ませておこう。自転車ごとエレベーターに乗ったら7階まで上昇。
すると目の前に、車がビュンビュン行き交う臨港道路が。頑丈な柵があるとはいえ、大型トラックも通るので地味に怖い。横を通過するたびに突風が吹いてビビるぞ。帽子は脱いだ方がいいかもしれない。
歩行者は、車道の横の遊歩道を歩いて渡ることになる。非常に狭いので、追い抜いたり すれ違ったりする時は配慮が必要だ。
よーし! 頑張ってレインボーブリッジを渡りきるぞォォォォォォォオオオオ!!
が!
数分歩いたところで思った。
シェアサイクル、おっも!!!
・想定外の苦行
バッテリーという激重装備を積んでいる電動アシスト自転車。もちろん乗っている時は楽ちんだが、押して歩くとなるとただの鉄の塊である。何なんだこの修行みたいな行為は。
調べてみると、遊歩道の全長は1.7km。所要時間は徒歩20~30分らしい。え、これ押しながら30分も歩くの!? 何の修行だよ!
しかも恐ろしいことに、今こうしている間にもシェアサイクルの利用料金が発生してるからね。私は一体何をやっているんだ……?
ひたすら続く一本道を、重たい自転車を押しながらひたすら歩き続ける。
なかなかの重労働だが、すぐ真下を大きな船が通り抜けていったり、第六台場がよく見えたりと飽きることがない。むしろ楽しい。で、そうこうしているうちに……
ゴールの「レインボープロムナード 台場口」に到着ゥゥゥゥウウウ! 警備員さんに台車を返却したら、いよいよお台場上陸である!! いやぁ、それにしても……
よく歩いたなぁ……。
・前半終了
何やらスタッフロールが流れてきそうな雰囲気だが、この記事の目的をお忘れか? そう、ちょっとフジテレビの本社ビルを見に行ってみることである。つまり、ここからが本番だ!
それではフジテレビを目指して再び走り出そうと思います。気になる続きは次のページへGOGOGOOOO!!
参考リンク:HELLO CYCLING
執筆:レンタチャリ師・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:HELLO CYCLING(iOS)