道場六三郎氏といえば、料理の鉄人のひとりである。その鉄人の味を手軽に楽しめる焼肉店「肉匠みちば」が、千葉・松戸にあるという。
お店のある商業施設「キテミテマツド」に行ってみたところ、いまいち店の場所がわからない。あらためて住所地を確認してみたところ……、意外な場所の中にあった! こんな住所表記、あるんか~~!?
・道場氏の店は
昨年、私は道場氏の名前を意外なところで見つけた。あの人気スーパー「ロピア」の関連企業「株式会社イートピアホールディングス」が運営する焼肉店を訪問した時に、メニューの中に「道場六三郎」の名を発見したのである。
なぜここに? 実はイートピアホールディングスの運営ブランドの中に「道場事務所」が入っており、道場氏のお店「銀座ろくさん亭」と「懐食みちば」もそこに名を連ねているのである。
2社は店舗運営やメニュー開発等で協業関係にあり、肉匠みちばも道場氏が携わるお店のひとつだ。
・こんな場所に!?
ってことで、さっそくお店のある松戸にやってきました。何を隠そう、私は松戸に古くから縁があり、若い頃だが一時期、この周辺に住んでいたこともある。
半年ほど暮らしたのは、今から30年前の19歳の頃。あの頃とはこの辺もずいぶん変わったなあ。駅は再開発で大がかりな工事をしていて、今まさに生まれ変わろうとしている。
これから訪ねるキテミテマツドはその昔、伊勢丹だった場所。今の施設になって間もなく6年が経つのだ。伊勢丹だったことさえも、あっという間に遠い過去になるだろう。
とまあ、ノスタルジックな気分で歩いてきたけど、お店は何階だったっけな? 施設の案内を見てもどこにあるのかイマイチわからない。おかしいなあ、この建物であることは間違いないんだけど。改めてGoogleMapsで住所を確認してみると……。
ナニ!? ロピア内だと! この建物にロピアがあることすら気づかなかったぞ!
外階段を降りていってみると、ロピア発見。入口はアチラか。
「食の専門街」とある、この奥か。
あったー! なるほど、これはたしかにロピア内だ。さらに奥に行くとロピアの売場の方へとつながっている。
正月明けの平日昼間なので、スムーズに入ることができた。案内された席に付き、タブレットのメニューを見ると、だいたいギュウトピアと似たような構成だ。いくつか同じメニューも提供している。
このお店はタブレット注文だけでなく、ショーケースからも肉を選べる精肉店スタイルを採用している。精肉店発祥のロピアらしいオーダー方法だな。
ってことで、私は両方で注文してみた。タブレットからは「霜降り定食」(税別1490円)を頼み、ショーケースからは「上ハラミ」(税別990円)を頼んでみた。
霜降りというだけあって肉はとても美しい。A5ランクの和牛を使っているそうだ。昼からかなり贅沢しちゃったかなあ。肉質の割に値段が安いのは、さすがロピア系列といったところか。
上ハラミも色がいいな。肉はすべて特製のつけダレを施しているとのこと。
では早速やりましょう。まずは霜降りを2枚、網の上に投下! ここから油断禁物だ。肉が薄いので、少しでも目を離したら焦がしてしまうかもしれない。上質な肉を不注意で焦がすなんてことがあってはならん。
細心の注意を払い、頃合いを見て器に取る。軽くタレにつけ、すかさず口の中に放り込むと、脂の甘さが口の中にジワリ。うんまいです!
ロピア系の飲食店は、味と価格のバランスがおかしい。とくに最近はコンビニで軽く買い物して1000円超えが当たり前になっている。ちょっと外食しようもんなら、2000円台も珍しくなくなった。
なのに、このお店と来たら、上質な肉を2000円以下で食わせてくれる。嬉しいやら有難いやらだ。
もちろん最後は乗せられるだけ肉を乗せて、肉丼にするよねえ。そうして、幸せの絶頂を迎えて、愉快な食事は終了である。
まだまだロピア併設の飲食店は少ないけど、そのうちどこのロピアにも飲食店が入る気がするなあ。いや、入れてくれ。そうすれば、美味い料理をいつでも手軽に食えるはず。ついでにもっとロピアを増やしてくれ~! どこに行くにも片道1時間は遠いんじゃ~!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 肉匠みちば 松戸店
住所 千葉県松戸市松戸1307-1 KITEMITE MATSUDO 地下1階(ロピア内)
時間 11:00~22:00
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:肉匠みちば、イートピアホールディングス
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:GoogleMaps
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