いきなりだが、フロントガラスの凍結を超簡単に取るライフハックを読者の方から教えてもらったので皆さんにも共有したい。この時期は当たり前のように毎朝フロントガラスが凍っている。今すぐ出発したい時に限ってガチガチだ。

毎回言っているが、解氷に熱湯は厳禁。急激な温度変化によってヒビ割れてしまう恐れがあるからだ。今回ご紹介するのは、暮らしの知恵的なアイデア。地味だけどスーパー役立つのでさっそくご覧いただきたい。用意するのは……

湯たんぽである!


まずは読者の方からいただいたメッセージの一部をそのまま紹介しよう。


「僕は寝る時に極力暖房を使いたくないので、毎晩湯たんぽを用意して寝ています。湯たんぽを使った就寝の良さについては割愛しますが、これがどうして窓の凍結に良いかと言うと、湯たんぽのお湯は朝になってもまだ結構温かいんです(38度ぐらい)」

「記事でもおっしゃっている通り、凍った窓に熱湯をかけると温度差でひび割れる恐れがありますが、38度ぐらいのぬるま湯なら問題はないですし、窓に張った薄い氷ならぬるま湯でも十分に溶かせます

「出勤の準備が整ったら仕事カバンと一緒に湯たんぽを持って車に行き、フロントガラスに湯たんぽのお湯をかけて溶かす、そして湯たんぽも車に乗せてそのまま出勤、帰宅したら湯たんぽも持って車から降り、夜寝る時はまた湯たんぽを……」



・湯たんぽで解氷

──とのこと。とくに後半部分の「湯たんぽも車に乗せてそのまま出勤、帰宅したら湯たんぽも持って車から降り〜」という達人の域に到達したスムーズな流れに感銘を受けてしまった。実際に試してみたところ……

ぬるま湯、最高なのである。


なんならこのアイデアを実行するためだけにカインズで湯たんぽを購入した。1.7リットルの湯たんぽがセール価格(880円)で売っていたことも記述しておきたい。



・エコな暮らし

そういえば、祖母が湯たんぽの残り湯で顔や食器を洗っていたと聞いたことがある。エアコンや給湯器のない家では家族分の湯たんぽが大活躍していたそうだ。

さらに言うと、当時は加湿器の代わりに石油ストーブの上で沸かしていたお湯を湯たんぽに入れ、そのお湯で食器を洗っていたという。

もしかしたらフロントガラスの解氷にも使っていたかもしれない。限られた資源を効率的に利用し、物質を循環させることで今よりも遥かにエコな生活を送っていたのだろう。

おばあちゃんの知恵袋的な “暮らしの知恵” はもちろん現代でも役立つ。困った時に役立つアイデアがあればぜひ教えてください。レモネードアイスクリームさん、湯たんぽの活用法を教えていただきありがとうございました!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.