「バラマキ」という言葉はネガティブなニュアンスで使われることも多いけれど、今回に関してはいい意味だ。つまるところ、太っ腹。それほどに詰まっている。無料交換チケット(ドリンクチケット)が。

まぁ1万円もする福袋だから、何かと詰まっているのは当然といえば当然。しかしながら、他社と比べてみても「やりすぎ」な気がする……。

・タリーズの福袋に関して

最初にタリーズコーヒー(以下タリーズ)の福袋に関して簡単に説明しておきたい。タリーズの福袋はネット販売(タリーズ公式楽天市場店)のタイプと店舗販売のタイプの2種類があり、このうちネット販売の方はすでに完売している。

残る店舗販売分は、5000円と1万円の2種展開。


私が購入したのは1万円の方だ。


まずは、その中身を紹介しよう。


【タリーズ1万円福袋(店舗販売)の中身】


・グァテマラ アゾテア農園 (豆)140g
・グァテマラ ベネフィシオ フィンカ ラ ベイヤ (豆)140g
・コスタリカ タラス (豆)140g
・ブラジル ファゼンダバウ レッドブルボン 100% (粉)140g
・シングルサーブ5種 アソートBOX
・耐熱ガラスカップ&ソーサーセット
・タリーズようかん(キャラメル味)
・限定ペーパーバッグ
・ドリンクチケット 15枚



この中で、なんといっても注目すべきは15枚のドリンクチケットだろう。


似たような無料チケットは他社の福袋でもよく見られるが、15枚はかなり破格

たとえば、大人気のスタバ福袋を例に取ると、昨年(2024福袋)はコーヒーチケットが7枚だ。過去の傾向を考えたら、2025年福袋も恐らくコーヒーチケットは7枚前後かと思われる。


しかも、2025年のスタバ福袋は値上がりして8800円になったから、タリーズの1万円福袋と価格差が縮まってしまった。


もちろんグッズによる差だってあるから一概には言えないが、少なくともドリンクチケットに関する限り「タリーズの1万円福袋はスタバ福袋と1000円ちょっとしか差がないのに、ドリンクチケットは2倍以上入っている」ということになる。



・過去と比べてみた

ちなみに、2年前のタリーズ1万円福袋(2023)と比べてみると、2023年もドリンクチケットは15枚で、今年(2025年)と同じ


さらに仕様を見てみると、店内飲食の場合は1枚で517円までのドリンクと交換可で、テイクアウトなら507円まで交換できる点も同じ。今年のドリンクチケットは有効期限が2025年6月11日までとやや短くなっているが、基本的にあまり変わらないと言っていい。


ついでに言うと、コーヒー豆はどちらも140g×4袋。


細かい点は違うし、当然ながら2023年と2025年では入っているグッズが異なるが、それでも1万円福袋に関しては変わらない点が多い。昨今の値上がり事情を考えたら、これは何気にすごいことではないだろうか?


なお、タリーズの福袋はすでに販売が始まっているから、予約していない人は急ぐべし……と言いたいところだが、そもそも福袋の取り扱いがない店舗もあるので、事前に最寄り店舗へ問い合わせた方がいいだろう。

「福袋はまだありますよ〜」と言われたら、早めにお店へ向かってくれ。

参考リンク:タリーズコーヒー「HAPPY BAG 2025
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼このような形で袋に入っている

▼ドリンクチケット(15枚)が多すぎて、1枚の写真に収めるのを諦めたときのカット

▼耐熱ガラスカップ&ソーサーセットは今回の福袋の中で1番のお気に入り。ちなみに、レンジ&食洗機OK。

▼「ようかん」は2個入っており、どちらもキャラメル味。コーヒーに合いまくる

▼福袋の定番シングルサーブ。こういうのも助かる

▼コーヒー豆の詳細情報を読むのも楽しい。なお、1万円福袋に入っているコーヒー豆は4種で、そのうち3種は豆で1種は粉

▼ドリンクチケットの仕様。期限は2025年6月11日まで