
下関といえば「フグ」である。それ以外の情報をあまり知らないまま下関へ来てしまったのだが、幸い「唐戸(からと)市場へ行っときゃ間違いない」というのが全有識者の見解らしい。言われるがまま唐戸市場へ向かった私。
とはいえ、フグはそれなりにお値段が張る魚として知られる。「たぶん買えないけど、試食サイズが売ってたらいいな」くらいの気持ちで唐戸市場をフラついていたところ……『ふぐガチャ』なるトンデモ・ビジネスを発見してしまった。
値段は……3000円! 買えるッ!!!
・派手チャラい店
「唐戸市場の土日の混雑っぷりはヤバイ」との事前情報を得ていたが、私が訪れた平日午前11時は結構閑散としていた。ってか、半分くらいの店が閉まっている印象だった。
調べたところ、唐戸市場の営業時間は午前5時〜午後3時(日・祝は午前8時〜)。私が訪れた時点で、すでにピークは過ぎていたのかもしれない。ただし2階の飲食店はどこも大行列の満員御礼。初心者には立ち回りがムズいぜ唐戸市場。
そんな “ザ・市場” 的ムードの場内で、ひときわチャラいオーラを放出していたのが……
『ふぐガチャ』コーナー(吉田水産)である。
大当たり的ポジション『SE(シークレットレア)』を頂点に、9種類のふぐ詰め合わせの中からランダムに1つが当たるという、まさに王道のガチャ仕様。どういう層が買っていくのかはよく分からんが、ロケットニュースのためにあるような店だなぁ。
店は無人で、料金箱にお金を入れて商品を持ち帰るスタイルだ(PayPay払いも可能)。性善説のうえに成り立つビジネススタイル……と見せかけて「これほど人目につく場所で持ち逃げできる勇気のある奴は多分いない」と思う。
冷凍ケースの中から「これぞ」と思った箱を選ぶシステム。私も人間なので、一応いくつかの箱を持ち比べ、重さの違いを見抜こうとした……が、ムリ! よほどの重量感覚の持ち主でなければ、重さから中身を推測することは不可能だと思われる。おとなしく勘で選ぼう。
・仕組まれた窮地
かくして『ふぐガチャ』を引いた私だったが、購入後わずか1秒で、自分が大変な窮地に立たされていることに気づく。
めちゃめちゃデカくて重いッ……!!!!!
無人販売所には手さげ袋的なものが置かれていない。そのためPS5より大きいこの箱を、そのまま持ち帰る必要がある。車でお越しの方なら問題ないが、私はこれから下関駅へ戻って小倉へ向かい、新幹線で東京へ帰らなくてはならない身の上。
これをずっと持ち歩くのは相当シンドいミッションになるぞ……!
しばし呆然と海を眺めたのち、意を決した私は……
開封し、中身だけ持ち帰ることにした。
発泡スチロールの中身は、想像よりだいぶ小ぢんまりとしている。「HN(ハイノーマル)」の文字が見えた気もしなくないが、今は気にしないでおきましょう。
巨大な保冷剤は「冬場で約半日もつ」とのこと。東京へ帰るまで持ちこたえてくれる計算だ。
エコバックに入れた『ふぐガチャ』は、驚くほどコンパクトでストレスフリーだった。車以外で唐戸市場を訪れる方はこの作戦がオススメ……ってか、この作戦しかないと思う。
・帰京後……
で、東京へ持ち帰った『ふぐガチャ』の中身は以下のとおり。
・刺身3枚
・焼きヒレ1P
残念ながら9種類中、下から2番目の「HN(ハイノーマル)」を引いた私。とはいえ、この立派そうなフグ刺盛りが1つ1000円と考えると、それなりにお得なんじゃないか?
薬味をどかすと寂しげな感じにはなったものの……
味はまぁ、フグである。そもそも私は人生でフグ刺しを食べた経験がほとんど無いため、これがどの程度のランクのフグなのかはイマイチ分からない。でも「今、フグ食べてる」って感覚があるので、それなりに嬉しい気持ちではある。
かつて福岡に長いこと住んでいた砂子間記者に試食してもらった。これまで様々なランクのフグを食べてきたらしい。いいなぁ。
砂子間「……………………正直、それほどテンションは上がらないかな。薬味とかを用意すれば、また違うかもしれないけどね。歯ごたえはイイと思う。鮮度がイマイチなのかな」
……とのことであった。むろん冷凍フグに鮮度を求めるのは酷だし、下関〜東京間を移動したダメージも考慮すると「下から2番目にしては健闘している」といえるのではないだろうか。
少なくとも “ネタ” と考えれば3000円の価値は十二分にあった『ふぐガチャ』。どうやって持ち帰るか問題に関してのみ注意が必要だが、唐戸市場へ行ったら運試しにトライすべし!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
店名 唐戸市場
住所 山口県下関市唐戸町5-50
時間 5:00~15:00(月~土) / 8:00~15:00(日・祝)(※ 店舗によって異なります)
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
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亀沢郁奈


















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