ワークマンの防寒着にも色々あって、代表格と言えるのが “着る断熱材” こと「エックスシェルター」。名前のとおり、住宅の断熱素材を使った衣服のインパクトは強烈だった。詳しくはこちらの記事をご覧いただくとして……
今回は “着るコタツ” の異名を持つ「ヒーターウエア」シリーズの新商品を紹介したい。ヒーターウエアは累計43万着を突破した超人気シリーズ。今年登場したのは……室内で快適に使用できる「ヒーター半纏(はんてん)」だっ!
・日本の伝統着
先に述べた「エックスシェルター」ももちろん素晴らしいアイテムだが、羽織るだけですぐにあたたかくなる日本の伝統着「半纏」がワークマンによって劇的進化したことは2024年最もアツいニュースの1つだろう。
防寒着に強いワークマンが半纏を進化させたことには理由がある。もともとヒーターウエアシリーズはバッテリーとウエア本体を合わせて1万円弱と高価ながら、ガチで使えると評価され人気が爆発。今年も夏頃から問い合わせが多かったそうだ。
んで、近年の電気代高騰を背景に「おひとり様暖房」の需要に応えるべく開発されたのが、新作の半纏だという。
つまり暖房の効いていない部屋でも「ヒーター半纏」さえ羽織っておけばOKってこと。気軽にさっと羽織れる半纏が超あったかいなんて絶対に良いだろ。ボリューム感のある見た目に反してふわっと軽いのもポイントだ。
サイズは主に女性用のSサイズ(150〜165センチ)とフリー(165〜185センチ)の2種類。カラーもブラックとベージュの2種類だ。価格は4900円。
・ダブルヒーター
ヒーターパネルは両肩から肩甲骨にかけて2枚入っている。別売りの「ウインドコアハーフバッテリー(4900円)」と組み合わせることで「ヒーター半纏」になるぞ。
バッテリーは夏用アイテムにも使えるから1つ持っておくと本当に便利。とくに外作業をする方におすすめだ。ちなみにヒーターは3段階に切り替え可能で、低温(ブルー)ならバッテリーは約16時間持つらしい。高温(レッド)なら約4.3時間。
・そのまま羽織っても超あたたかい
バッテリーがあれば最強なのは確かだが、この半纏、普通に着てもメチャメチャあたたかい。ってか、室内ならバッテリーはいらないだろう。ただ、ポリエステルとナイロンだから部屋着感はあまりない。
とはいえ、あたたかい空気にふんわり包まれている感覚で超気持ちいい。デスクワークのお供に最高だ。両サイド & 内側にポケットもあるので「ちょっとコンビニまで」といった外出時にも使えそう。とくに左内側のメッシュポケットが大きくて便利。
ボタン留めでゆったりと着ても、前身を重ねて着てもOK。右脇のヒモを結んでウエストを絞ればスッキリしたデザインになる。なんなら前は開けたまま、羽織るだけでもいいだろう。着用時の外気温は10度以下だったが半纏がダウンみたいにあたたかかった。
ちなみにフリーサイズは180センチ80キロの私が着ても大きいくらい。店舗に両方サイズ在庫がある場合は、Sサイズを試着してから購入してもいいと思う。
また、うちの近所はワークマン・ワークマンプロ・ワークマン女子が揃っているパーフェクト・ワークマンシティなのだが、ヒーター半纏が売っていたのはワークマン女子だけだった。同商品を探す際の参考になれば幸いである。
もちろん公式サイトから店舗指定の取り置き依頼も可能なので興味があればぜひ。マジのマジであったかいぞ〜〜!
参考リンク:ワークマン「ウィンドコアヒーター半纏」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.