日々寒さが募り、着実に冬の足音が聞こえ始めてる。風邪が流行りはじめ、当編集部でもすでに3名が咳やくしゃみを繰り返している。寒いのイヤだ~! 震えるような思いは絶対にしたくない~ッ!! という人にぜひともオススメしたい商品がある。

それは、バッテリー装着型の「ヒーターベスト」である。秋冬の商品発表会で話題となり、発売後に速攻で品薄になった商品だ。私(佐藤)は幸い購入することができ、今まさに着用して本稿を執筆しているのだが、「着るコタツ」という表現がまさにふさわしいベスト。マジであったか~い!

・実店舗にあった!

2019年9月、同社の新商品発表会で商品が紹介された後、10月初旬にテレビで取り上げられ、発売を待たずにネット上で注目を集めた。そしてオンラインストアで先行発売されると、すぐに初回分は完売。次回入荷予定は12月末になっている人気商品だ。

オンラインストアでの発売に出遅れてしまった私は、購入を諦めていた。ところが! ある日、都内の店舗に行ってみると、あるじゃないか! 買うしかねえ、今買うしかねえッ! ちなみにカラーはブラックとレッドの2色。レッドはオンラインストアで完売となっている。


ちなみに販売価格は税込9800円となっている。


・ベストの仕様

さて、実物を見てみよう。ベストそのものは撥水加工を施してある。しかしバッテリーには防水されていないので、雨天での着用時にはバッテリーを濡らさないように注意。


胸元にジッパーのポケットがついており、スマホなどの小物を入れるのに良さそうだ。


右胸にイナズママークのスイッチがある。これは、3段階の加熱状態をライトで示すインジケータだ。それと同時に、温度の切り替えスイッチでもある。


右ポケットは2重構造になっており、ケーブルが出ている。これにバッテリーをつなぎ、電源を入れるとヒーターが温まる仕組みだ。


バッテリーにはACアダプターが付属している。出来れば、専用アダプターを必要とせず、USB接続で充電できる方式のバッテリーにして欲しかった……。なお、このバッテリーは、ワークマンの空調服でも共用できるそうだ。


スマートリチウムバッテリーは意外と小さく、ちょうどたばこの箱と同等のサイズ。2~3時間で満充電、充電可能回数は約500回だ。連続稼働時間は高温で約5時間、中温で約7時間、低温で約17時間となっている。


・3段階の温度設定

バッテリーをつないで電源を入れてみよう。


起動時は赤のライトが点灯する。温度は高温で約50度(±5度)。


起動後、5分経過するとランプは白に変わる。温度は中温約45度(±5度)。


さらにスイッチを押すと、ライトは青に切り替わる。温度は低温約40度(±5度)。


・着てみると……

着用し、ヒーターをオンにしてみると、低温でも十分温かい。じわりと首元と腰のあたりに温かさが広がる。


ヒーターが入っているのに、かさばる感じがなく、着心地もとても自然。寒い時期になると腰が痛くなるというデスクワーカーも、外仕事でこれからの寒さが堪えるという肉体労働系でも、どちらでも威力を発揮しそうだ。


オンラインストアでは入荷が少し先になりそうだ。店舗で探してみた方が手に入るかも。とにかく人気商品なので、見つけたら即買いだ!


参照元:ワークマン
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24