きょう11月22日は「いい夫婦の日」だ!
2020年に書いた記事「妻帯者全員、妻の服を着て出社してみた!」が大バズりして以来、毎年欠かさず「いい夫婦の日ネタ」を放ってきたロケットニュース編集部であるが、なぜか今年は結果的にピリついた空気になってしまった……のであった。
・ハートフルでラブリーな企画
今年のテーマは編集長である私(羽鳥)の案で、「妻(夫)にコーディーネートしてもらった」としてみた。ともに生活しているのだから、夫(妻)の持っている服は把握しているはず。
また、夫婦といえど人それぞれ洋服のセンスは違うので、最も身近にいる妻(夫)に、最も似合うと彼らが思うコーデをしてもらおうという、実にハートフルでラブリーな企画である。
ところが……!
・あひるねこ夫妻の場合
まずは最もハートフルでラブリーだった彼のコーデから見ていこう……って、
ほぼいつも通りじゃねえか!
この “企画無視コーデ” について、あひるねこ妻はこう語る。
奥様「モノトーンが多いイメージ。本当は坂口健太郎みたいになってほしい。でもよく考えたら坂口健太郎もけっこうモノトーンなので、別にいいのかもしれない。
コーディネートのポイントは特になし。スウェットは誕生日にプレゼントしたものだから選んだ。メガネは可愛いと思う。むしろ私が付けたい」
……スウェットは誕生日にプレゼントしたものだから選んだメガネは可愛いと思うむしろ私が付けたい。スウェットは誕プレ メガネは可愛い むしろ私が……クァーッ!
これぞまさに「いい夫婦」である。どこに出しても恥ずかしくない、文句なしの「いい夫婦」である。世界が見習うべき いい夫婦。何も心配はいらない。
・Yoshioの場合
続いても、比較的いい夫婦だったのがオシャレ番長のYoshio氏。ふだんはダボっとオーバーサイズの古着を好む彼であるが……
奥様、タイトめをチョイス!
「男性の “ピチッとした服” はNGだと言う女性が多い」との羽鳥調査なのだが、Yoshioの奥様は、わりとピッタリめのコーディネートがお好みなもよう。このコーデに対し奥様は、
奥様「普段はゆったりしたカジュアルな服装が多いですが、そろそろ年齢的にもシブさがあるとより良いかなと思い、歳を重ねるほど渋くてカッコ良くなっているジダンさんを目指してみました」
とコメント。ちなみにジダンさんとは、サッカー史上最高の選手の1人とも言われている、あのジダン選手のこと。彼のインスタを調べてみると、なるほどたしかに普段着のジダンっぽい。
それはさておき、個人的に今回の企画で最もビックリしたのがYoshio夫妻のコーデの違い。「家にある夫の服を使う」という制限は夫も妻も同じなのに、ここまで雰囲気が変わるものなのか……と勉強になった。
・御花畑マリコの場合
さあ来た、紅一点のマリコさん。ビフォーはいかにも「普段のマリコさん」であるが、旦那様のチョイスはというと……
おおっ! なんかすごいまとまってる!
靴とアクセのシルバーをアクセントに、彩度低めの落ち着いたトーンでまとめあげるとは、なんとも技アリの色彩感覚。そんな旦那様のコメントは、
旦那様「自分の好みはスッキリ上品系なのだが、妻はいつも黒とか暗い色ばかり着ているので今日のテーマは “黒からの脱却”。黒を使わず、妻の少ないワードローブから季節に合う服、なおかつ太って見えない服を選ぶのに苦労した。
ポイントは毛玉だらけでみすぼらしくなっていたコートに毛玉取りをかけて新品同様の輝きを取り戻したこと。あまりに秋冬の服が少ないので今度服を買ってあげようと思う」
──やさしい。やさしさに満ち溢れている。私の中で「御花畑(夫)」の株が急上昇。これまた、どこに出しても恥ずかしくない「いい夫婦の日」、ならびに「いい夫」の見本であろう。
・佐藤英典の場合
ここから、ややピリついた空気になるので注意されたし。ポールダンスを始めて以来、体型も、そしてオシャレ度も完全に “イケおじ” になった佐藤パイセンであるが、奥様にコーデをお願いした結果……
こう来たか!
さすがに10年以上も一緒に仕事をしている仲なので、なぜか私が佐藤パイセンのワードローブを把握していたりするのだが、黒のオーバーオールは実にレア。黒キャップも珍しい。(※赤のチェクシャツはよく出てくる)
このコーデに対する奥様からのコメントは、
奥様「普段は似合ってると思うけど、私が選ぶとものとは違うと思います。コーデに望むものは清潔感なんだけど、いつも古く汚れたものを着てる気がする。今回のコーデは可愛くしたかったんだけど、可愛いものを持ってないから、今回はこうしました」
なんだろう、このピリついた空気。大丈夫だろうか、佐藤夫妻……。もしかして私、とんでもない企画を打診してしまったのでは……。
・和才雄一郎の場合
トリを飾るのは、ロケットニュースの「いい夫婦の日」記事において、異常にトリ率が高い和才雄一郎。ビフォー(和才コーデ)とアフター(奥様コーデ)を比べてみると……
ビシっとした!
和才は「動きやすさ重視」で、奥様は「キレイめ重視」なもよう。洋服の選び方だけで、それぞれの考え方や生き方が書い見えて面白い。
だがしかし、奥様のコメントは、わりと辛辣なものであった。
奥様「いつものコーデは、Amazonのコメントでいうところの “本当は★を1つもつけたくないが、★をつけないと口コミを残せないのでとりあえず★1つ” みたいな感じ。
今回のコーデはかろうじて★★。ポイントはと聞かれたら難しいけど……家にある夫の服の中で、比較的清潔感のあるものをとりあえず揃えたという感じ。
本当はスーツで行ってほしかったが、『スーツは実家に送った』と言われて絶望しながらコーディネートした」
……大丈夫だろうか、和才夫婦。
というか、企画立案者として、そして編集長として、なんだか申し訳ないことをしてしまったと大反省。来年こそはハートフルでラブリーな企画になるよう、今のうちから何か考えておこうと思った次第である。
いずれにしても、今日は年に一度の「いい夫婦の日」。みなさま、末長く、お幸せに♪
また、今回協力してくれた奥様、旦那様、ありがとうございました!m(_ _)m
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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