中国発の激安通販サイト・Temuで379円のボードゲームを購入した。とんでもなく安いが、ボードゲームの面白さは価格に比例しているわけではない。安いゲームはつまらないと言い切れないだろう。

商品名は「カエルのバランスツリーボードゲーム」。バランスゲームといえば、家族や友人みんなで楽しめるうえに集中力や指先の感覚を養うことが可能。カエルゲームの登場によってジェンガ1強時代が揺らぐ……かもしれない。

・Temuで買ったバランスゲーム

というわけで、さっそく開封。箱の中に入っていたのは大量のカエルと赤い台座、そしてサイコロ。


それでは、まずカエルを1個1個ランナー(長方形の枠)から切り離していく。小さいので紛失に注意。お子さんと遊ぶ場合は誤飲にも気をつける必要があるだろう。


次に赤い台座をバランス良く棒の上に乗せる。この台座をうまく乗せられない場合は、ゲームより前にバランス感覚を1から鍛え直した方がいい。


けっこうグラグラする。準備完了だ。



・遊び方

遊び方はとりあえず2パターン。サイコロを振って「出た目の数だけカエルを乗せていくパターン」と「出た目の数だけカエルを台座から取るパターン」の2種類。どちらもカエルが落ちたら負けというルールだ。

会社に着いたのが早かったので1人で遊ぶことにした。サイコロを振って、出た目の数だけ……


カエルを置く。



・スリルを体感せよ

2人以上でプレーする場合は、意地悪な場所にカエルを置いて台座をグラグラと揺らすだろう。こういうゲームは大人より子供の方が得意だったりする。子供は計算せずに攻めまくる傾向があるため序盤からスリルのある展開になりがちだ。1人だと面白くも何ともない。


よし。



全く危険な場面はなかったが、全部のせると達成感がある。後半はとくに落ちないようにカエルを慎重に置いた。そしてまたサイコロを振って……

出た目の分だけカエルを取っていく。せっかくだから攻撃的なスタイルでカエルを回収していきたい。あえてバランスを崩しながらスリルを味わうスタイル。編集部に誰もいないのだから仕方ない。


やはり四隅を取るのが1番難しいだろう。慎重に……


…………


バシャーン。



・大量のカエルが飛び散った

小さなカエルが机から落ちて転がっていった。誰もいない静かなオフィスで落ちたカエルを回収する……切ない。まあ大きな衝撃音もなく怪我をさせる心配もないし、勝ち負けがわかりやすいので2人以上で遊べば盛り上がるだろう

ちなみにTemuでの評価は4.6と上々。「組み立てやすく片付けやすい」「面白くて会社の人とも楽しんでいます」「もっと大きいものがあると嬉しい」などと感想が寄せられていた。価格以上に楽しめるので興味があればどうぞ。500円以下なのは嬉しいですよね。それではまた!


参考リンク:Temu「カエルのバランスツリーボードゲーム」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.