今までにカードゲームをプレイしたことのある方は多いと思う。
筆者ももちろんトランプやかるたなど 様々なカードゲームで遊んできたけれど、そのどれもが2人以上でプレイするものだった。
そのため、カードゲームは「誰かと一緒に遊ぶもの」という認識だったのだが……調べてみたところ、どうやら1人でプレイできるものも存在しているらしい。
いったいどうやって進めていくんだろう。1人でプレイして本当に楽しめるのかな?
気になったので、実際に1人用のカードゲームを購入して遊んでみることにした。
・増えるひつじ
今回購入したカードゲームのタイトルは「シェフィ」。
1人用のカードゲームは他にもいくつかあったのだが、パッケージに描いてある ゆるいひつじのイラストと「増えろ! ひつじ!」という文字に惹かれてこの作品に決めた。
価格はAmazonで税込1600円だった。
セット内容はこんな感じ。カードが2セット、日本語と英語で書かれた説明書がそれぞれ1枚ずつ入っていた。
さっそく説明書に従って、プレイするための準備をしていこう。まずはどんなカードが入ってるか確認しないとな……
かわいっ。
ひつじの数を表す「ひつじカード」には1枚1枚違うイラストが描かれているのだが、そのどれもがめちゃくちゃかわいい。
中にはくすっと笑ってしまうような絵柄もあって、カードを見ているだけでなんだか楽しい。
ひつじカードの他に、「繁栄」「疫病」などの様々なイベントが書かれた「イベントカード」と……
黒いひつじと「10」「100」「1000」「10000」の数字が書かれた「敵ひつじカード」が入っていた。
それぞれのカードをこんなふうに並べたら準備完了! いよいよゲーム開始だ。
まずはこのイベントカードの山札から……
手札を5枚引く。
続いて手札の中から1枚イベントカードを選び、書いてある指示に従う。
使ったらそのカードは捨て、手札が5枚になるように山札からイベントカードを引き直す。
これを繰り返して山札のカードも手札のカードもなくなったら、1周が終了。ここまで来たら、置いてあった「敵ひつじカード」を……
こんなふうに90度回転させる。この時上に来る数字が、今の敵ひつじの数。
この数字が「1000」になるまでにイベントカードをうまく使って、自分のひつじを1000匹に増やせればゲームクリアだ。
ここまでが1ターンの流れ。あとはイベントカードの捨て場からカードを回収して、よく切ってから再度山札を作る。
そこから再度手札を5枚引き、同じようにゲームを進めていこう。
要はイベントカードの指示に従うだけなので、一度流れを理解すればさくさく進めることができた。
なんだ、思ったより簡単じゃん! と思いながら、ひつじをどんどん増やしまくっていたところ……
ひつじの数を減らすイベントカードしか使えなくなって、ひつじがいなくなってしまった。
自分のひつじが0匹になってしまってもゲームオーバーなので、完全に詰んで終わってしまった形になる。
山札と手札は全部使い切らなきゃいけないから、デメリットのあるイベントカードをどのタイミングで使うかも重要になってくるのか……
奥が深いぞ、このゲーム……!
・めちゃくちゃ楽しめた
このあと計5回ほどプレイしてみたのだが、結局最後までひつじを1000匹に増やすことはできなかった。
一番惜しかったのはこの回。905匹になったものの、このすぐ後に敵ひつじが1000匹になってしまって断腸の思いで場を片づけた。
クリアできそうでなかなかクリアできない絶妙な難易度とシンプルなルール、必要なカードを引き当てる運要素のおかげで、1人でもしっかり楽しめたな。
ソーシャルゲームで例えるなら、「ウマ娘」をプレイしている感覚に近かったかも。気づいたらあっという間に時間が経過していてびっくりした。
気になった方は是非プレイしてみてはいかがだろうか。1人でプレイしたとは思えないほどの充実した時間を過ごせること間違いなしだぞ。
ちなみに調べてみたところiPhoneやNintendo Switch、Steamでも遊べるそうなので、より気軽に遊びたい方はこちらを試してみるのもいいかもしれない。
参考リンク:アークシステムワークス、Amazon
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.