なにやらダイソーの電動水鉄砲が人気なのだとか。価格は税込770円。たしかにその価格で電動となるとメチャ安いので話題になるのも頷ける。


ちょっと調べてみたところ、メルカリではプレミア価格も付いている始末


こりゃ入手困難なんだろうな……と思いきや、国内最大級のダイソー(アルカキット錦糸町店)をパトロールしたところアッサリと発見。


こう見えても水鉄砲には少しウルサい私(GO羽鳥)が、その実力とやらをガチでレビューしてみたいと思う。


本体のフォルムは近未来的で非常にカッコイイ。握り具合も良好だ。


グリップ部分に電池フタ(ビス止めしてあるのでドライバー必須)があって、別売りの単三電池2本を入れれば準備完了。


水は銃のケツから入れる感じ。容量は280mlと、けっこう少ない。


というのも、1.8リットルも水が入るダイソー最強の水鉄砲『グレネードランチャー(550円)』を体験しているので、少なく感じるだけかもしれないが。



ともかく、撃ってみると……


シュパシュパシュパシュパと線の細い水が連続ストレート気味に出る。


銃口の向こうにYoshioがいたので、ためしに射撃してみたところ……


つめたっ!

お、届いた。けっこう遠くまで届くっぽい。


距離を測ると……

約5メートルだった。パッケージには「飛距離4.5m」と書いてあるけど、それよりも少しだけ遠くまで届いたかたちになる。


また、銃口付近のレバーを切り替えると、ストレート弾ではなく、


霧状の水が発射されるギミックも持ち合わせている……が、これの使いどきがよくわからない。自分に向けて噴霧して涼しむため……とか?


てな感じで、770円にしては、そこそこ楽しめそうな電動水鉄砲ではあるが、これまで数々の水鉄砲を使ってきた “水鉄砲マニア” な私としては、そこまで感動しなかったのも事実である。



実はこの電動水鉄砲を買った時、ちょっと気になる水鉄砲も2つ同時に購入していた。


まず1つ目が『スプラッシ水鉄砲 恐竜』なる商品で、価格は税込330円。


注射器のように、“引っ張る” ことにより水を吸い上げ、逆に押すことによって一気に発射する「シリンジ式」の水鉄砲で、


ヤマタノオロチのような4つの噴射口から同時に水が出る!……的な水鉄砲なのだが、飛距離もインパクトも正直イマイチであった。


ところが!


同時購入のもうひとつ、単なる『スプラッシュ水鉄砲(税込110円)』を使ったところ、とんでもない実力が判明したのである。


パッケージ(ラベル)には「飛距離4m」と書かれているのに、実際に使ってみたところ……

余裕で4mは超えている。


こちらも注射器のようなシリンジ式の水鉄砲なため、飛距離は “腕力次第” なところもあるが、実際に計測してみたところ……


なんと10メートル40cmとの結果になったのであった。110円の水鉄砲でここまで飛ぶのは正直スゴイ。



ちなみに余談だが、私が勝手に「史上最強のシリンジ式水鉄砲」と思っているがゆえ大切に所有しているのが、


米Stream Machine社の『Large Pump Water Launcher』(定価は約25ドル / 約3700円)であり、


1プッシュで出る水の量も、そして飛距離も、どちらもまさしくメガドン級なため、バズーカ的な使い方が可能なのだが、


ダイソーの『スプラッシュ水鉄砲(税込110円)』も、水の量こそ少ないが、飛距離的にはStream Machine社の水鉄砲にヒケを取らない性能であると私は思う。


なにせ、あの伝説のダイソー水鉄砲『グレネードランチャー(550円)』よりも、はるかに遠くまで届くのだから、スナイパー的な使い方もできるかもしれない(狙うのが難しそうではあるが)。


てな感じで、ひそかな水鉄砲マニアの私としては、ダイソーの電動水鉄砲(770円)よりも、地味ながら『スプラッシュ水鉄砲』を推したいと思う。110円でここまで飛ぶなら文句なしだ。


参考リンク:Stream Machine Water Gun, Large Pump Water Launcher – TL-750(英語)
執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24