そのインナーの存在を知ったのは、当サイトのライター・江川資具が昨年書いた記事「毎年夏コミに全日程で参戦し、炎天下に晒され続けた取材班が行きついた、究極の対夏コミ用装備」がきっかけだった。

ミレーというブランドの『ドライナミック メッシュ』というアンダーウェアで、なんでも登山家御用達のアイテムらしい。さすがにガチすぎない……? と思いつつ真似して購入。

すでに3カ月ほど着用しているが、結論から言ってしまうと完全に神である。これ以上の汗対策インナーが他にあるのか? あったら教えてほしい。

・史上最強インナー

私(あひるねこ)は顔にはほとんど出ないが、背中と胸あたりにかなり汗をかく方だ。この時期にTシャツ1枚で外に出ると、ほぼ100%の確率で汗じみができてしまう。


なのでいつもTシャツの下にインナーを着ているのだが、しばらくすると今度はインナーが汗でびちゃびちゃになり、それが肌に触れて超不快に。

これはもう逃れられない宿命みたいなもので、汗をかくたびに着替える以外、解決策はない……と思っていた。



そんな時に出会ったのが、先述したミレー『ドライナミック メッシュ』である。ハッキリ言って高い。Amazonで1枚5000円以上する。インナーで5000円超えはちょっと尋常ではないが、しかし性能を考えたら安すぎるくらいだ。

・不快感がゼロに

その最大の利点は、江川も書いている通り、汗で濡れている感覚がほぼ完全に消滅することにある。メッシュ生地が肌面の汗をマッハで吸収し、外に放出してくれているような感覚だ。


これにより、汗で塗れたインナーが肌に触れた時の、あの最悪な不快感は限りなくゼロになる。汗冷えの心配もない。

正直、私にはただの網にしか見えないが、どうしてこんな芸当が可能なんだろうか? まさに奇跡のインナー。



実は編集長・GO羽鳥も江川の記事を読んで『ドライナミック メッシュ』を購入しており、その感動を自身のブログに綴っている。いくつか抜粋しよう。


「これほどまでとは思わなかった」「神。本当に神」「汗による不快感とは何だったのだろう」「どうなっているんだこれ」「魔法か!」「もう戻れない。絶対に戻れない」「本当にビックリした」


──自分の下着でここまで興奮できる男も珍しいが、マジでこれは大げさもでも何でもない。私も『ドライナミック メッシュ』なしの生活はもう考えられないと思っている。それくらい完璧なインナーなのだ。



・重ね着上等

ちなみに私は江川の記事に従い、『ドライナミック メッシュ』の上に速乾吸収タイプのインナーを着て……


その上からオーバーサイズのTシャツを着ている。


「え、3枚も着るの!? 暑くない!?」と思われるかもしれない。そりゃ1枚よりは暑いよ。でもこの方が圧倒的に快適なのだ。

『ドライナミック メッシュ』だけだと汗を吸い上げているうちに飽和してしまうが、速乾吸収インナーを着ることでその吸収力が保たれ、何時間だろうが常に無敵状態を維持してくれるぞ。


ただし!


1点だけ致命的な欠陥があるので忠告しておこう。先述したようにこのインナーは網状というか、もはやただの網なので、着用すると……


高度な変態が爆誕する。


まあインナーなので大丈夫だとは思うが、銭湯やサウナに行って服を脱いだ時、周りのお客に激しく二度見される可能性は否定できない。その点だけご注意あれ。



・生涯必須

あまり汗をかかない人には不要なアイテムかもしれないが、私や羽鳥のような汗っかきにとって、この『ドライナミック メッシュ』は神以外の何物でもなかった。値は張るけども、感動したい人はぜひ試してみてほしい。

参考リンク:ミレー ドライナミック メッシュ「Amazon」「楽天市場」
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.