朝の出勤時やちょっとした時間を潰したい時、駅ナカのスタバとかタリーズはありがたい存在だ。サクッと食べることもできて朝食にももってこい。ただ、フードが微妙に高いんだよな。そう、モーニングはそんなに手間かかったものじゃなくていいのである

むしろ、マーガリンとジャム塗ったパンをぼんやり食べるくらいがちょうど良い。作ったり片付けたりがない分、それが安く出てくるだけで十分店で食べるありがたみがある。シンプルなフード売ってるところって少ないよなあ。と思っていたら、新橋駅構内の「コッペ田島」が最高だった。

・唯一の駅ナカ店

コッペパンのサンドが30種類くらい揃っている焼きたて揚げたてに作りたてにこだわるコッペパン専門店「コッペ田島」。JR新橋駅の汐留地下改札入って右手、横須賀線の階段への通路でそんな「コッペ田島」を発見した。

私(中澤)は以前、浅草近くに住んでいたのでコッペ田島の存在自体は知っている。しかし、駅ナカで見たのは初めて。そこで公式サイトの店舗情報を見てみたところ、どうやらこの店は唯一の駅ナカ店であるようだ。



・こういうので良い

コッペ田島には「田島ブレンド」というコッペパンに合うコーヒーがある。ちょうど、午前で朝食を食べていなかったとこだし、取材に向かう前なので、スタバかタリーズないかなあと思っていたところ。そこでメニューをチラ見してみたところ……

そのまま店に吸い込まれた。ラインナップされているコッペパンはどれもシンプルでコーヒーショップのフードよりコスパが良い。それでいて家で作るとなると若干面倒くさそうなちょうど良い温度感で、食べてみたくなった。



・いちごジャムマーガリン

フライドポテトとドリンクがつくセットまであって、軽食には本当ちょうど良い。このセットは、選べるパンの種類によって、550円セット、600円セット、650円セットと3セットに分かれている。気持ち的にガチでシンプルなものが食べたかったので、いちごジャムマーガリンのセットにしたら550円だった。

コッペパンはしっかり大きくて、食べてみると、外側のカリッと焼かれた香ばしさとふわっとした中のコントラストの強さに作りたて感が出ている

ジャムもたっぷり入っていて、もったりした重さがあった。味としてはなんでもない味なんだけど、好きなんだよねジャムマーガリンパン。



・フィット

フライドポテトはスティック状ではなく太い半月型。ゆえに、サクッとした食感よりもポテトのふかっとした食感が強い。まあ、これは好みだろうと思うが、食べごたえはある。

コーヒーにドトールの文字が入っていたため、改めて店内の説明を確認したところ、田島ブレンドは「ドトールがコッペ田島と相性のいい珈琲をブレンドしたもの」とのこと。コーヒーマニアではないのでドトールっぽいということしか分からなかったが、気楽に飲めるくらいが今の気持ちにはちょうど良い



・モーニングの最適解

どんな食べ物がフィットするかってシーンによると思うのだが、少なくとも今はこのなんでもなさがベストなように感じた。繰り返す日常の中、一瞬だけホッとしたいヒトコマには最適解かもしれない。

なお、コッペパンがしっかり大きいので、焼きそばパンとかジャンボフランクドッグのセットにしたら昼でもいけそう。充実のおかずコッペパンもまた味わってみたくなったのであった。

全国35店舗と店舗数自体は結構あるけど、現状通り道にはないコッペ田島。駅ナカにあったらスタバとかタリーズより行くけどなあ。もっと広がることを期待しつつ待ちたい。

・今回紹介した店舗の情報

店名 コッペ田島新橋駅構内店
住所 東京都港区新橋2-17-14 新橋駅地下1階
営業時間 8:00~20:00
定休日 無休

参考リンク:コッペ田島
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.